鬼の首が切れない人殺しでも、鬼殺隊になれますか？

第拾話 今回は少し暴力的な場面が有ります。嫌な方はこの話を跳ばして読んで下さい。跳ばしても分かるように書きますので。 ページ12

脱獄は難しく無いんだよな〜。
問題は鬼に襲われた場合。

何か武器になるもの・・・
短刀とか有ればなんとかなるかな。
仕事でもナイフとか使ってたし。

やっぱ藤の香は持ってったほうが良いな。
皇妃(すめらぎ)の血は特殊だからね。
気休め程度にしかならないと思うけど、利用出来る物は利用したほうが良い。

短刀・・・倉に入ってるかも。行ってみよ。


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「おい、何をしている？」

うっわ、出た。次男じゃん。
モブが出てくんなや。名前なんだっけ？
モブ男で良いや。

『？とくになにもしていませんよ？』

モブ男「本当か？」

五月蝿いな〜、ちょっと勘が鋭いだけの癖に。
どうせ今回も只の勘でしょ？
論理的な理由が無いならやめて欲しい。

モブ男「妙なこと考えるなよ。ま、どうせお前みたいな無能には何も出来ないと思うけどなw」

無能はどっちだよw

頭が良い訳でも無い。
何かが飛び抜けて出来る訳でも無い。
誰かを貶して、陥れて優越感に浸ってるとか本当に馬鹿みたいw
弱い犬ほどよく吠えるって本当だねww
本当、何の取り柄の無い人っていつ見ても哀れだわw

モブ男「本当、目障りなんだよwさっさと醜く死ね。」

ムカつく。
やたらと高圧的な態度、嘲笑う目。

暗殺対象の人間って大体こんな奴だったな。
本当、 殺 し た く な る ・・・


『もうしわけございません。』

相手が去るまで頭を下げる。
逆らわないのが一番。脱獄が難しくなる。

ガンッ!!

鈍い音が響く。
モブ男が私を蹴ったらしい。
お腹が凄く痛い。手加減無しだな。

ドンッ！！・・・ｽﾀｽﾀ

最後に頭を強く踏みつけてからどっか行った。
本当、痛い。私2歳児だぞ。

乱れた髪の間から見えた彼奴の目
私を殴るのを楽しんでいるかのように笑ってた
否、実際に楽しんでたのか・・・


視界が暗く、狭くなっていく。
流石に、この身体にあれはキツかったか・・・

第拾壱話 最悪の目覚め シリアスから脱け出したい。兎に角、鬼滅キャラを速く出したい。→←CM 入りま〜す！3・2・1、

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