好きってバレてますよ、先輩。【二口堅治】 (ページ31)

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バレてますよ。ページ31

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できたドリンクを持って、体育館へ向かう
体育館へつくと、もう既に練習が始まっていた

｢あ、舞ちゃん｣

滑津｢遅れてごめんなさい！今日日直で！｣

走ってきたのか息を切らしながら喋る舞ちゃん。舞ちゃんの可愛さに免じて許してあげよう

｢あ、舞ちゃん今日練習試合入ったらしいよ｣

学校名はなんだっけ忘れちゃった

｢だから、椅子とか準備してて！あたしタオル取ってくるね！｣

相手校の人達が来るのは4時半
今は4時だからあと30分で準備をおわらせないといけない

自分の頬をぱんって叩いて気合を入れる

練習試合とはいえ絶対に負けねー

｢二口ー相手校4時半に着くって｣

二口｢あざす｣

みんなが着替えたり、アップをとったりと着々と準備を始める

滑津｢A先輩！椅子並べ終わりました！｣

｢ありがとう！｣

とりあえずマネージャーの仕事も一通り終わったをあとは相手校が来てから体育館への案内

そして試合が始まったらスコア付けと得点板

やることはいっぱいだ

すると体育館の扉があいて高校生とは思えないほど大きな選手達が入ってくる

高校生離れしてるのはうちの選手もだけどね

相手校がアップをとっている時、うちは話し合いをしていた

二口｢みんないつも通りな｣

｢｢うす！｣｣

黄金川｢おす！！｣

二口｢お前はトスを一定にしろよ｣

黄金川くんは頭にハテナを浮かべてうす！と返事をした

ありゃりゃ、あれは分かってないな

｢黄金川くん、トスは置くだけでいいってことだよ｣

少しわかりやすく説明してあげると今度はたゃんと分かったように返事をしてくれた

ひと安心したところで相手校のアップが終わった

全員がコートのエンドラインに立って挨拶をする

｢｢おねがいしゃーす！！｣｣

新チームになって初めての練習試合だ