教えて。 ページ23
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岸 side
紫耀の看病をしようと部屋に入って見た。
廉｢岸くんちょっと！｣
そう言って部屋から追い出される。
｢…紫耀どう？｣
廉｢今ちょっと不安定かも…だから今岸くん入ったら…｣
｢そっか､､どうしようか…｣
不安定か…俺のせいで…
海｢…俺も見るよ｣
海斗も来てくれた。
それなら、、安心してくれるかな…
海｢廉は休みな？｣
廉｢おん…｣
廉は、俯きながら、楽屋を出た。
海｢…入ろっか､､｣
｢うん…｣
ガチャ
楽屋に入ると、紫耀は寝てるのか、顔まで毛布を被ってた。
寝てるのかな､､
｢…紫耀､､今までごめんなさい…。
俺のせいでこんな目に合わせて…｣
平｢…何で､､こんな事したか…教えて…？｣
びっくりした､､寝てるのかと思ったら
毛布から顔を出して真っ赤な顔してそう言う紫耀､､。
まだちょっとガラガラな声。
胸が痛いよ…
｢…紫耀の事､､もっと傷付けるかも知れないけど､､いいの…？｣
小さく首を振る紫耀。
俺は、深呼吸をして話し出した。
紫耀が仕事ばっかりで、人気者で嫉妬した事、
キャラが嫌な所とか全て話した。。
｢そう思うのなら自分でしろよって今更ながら思ってる。みんなまで巻き込んじゃって､､｣
平｢…言ってくれてありがとう､､そっか…ごめんね､､俺、気付かなくて…｣
｢…謝らないで！俺が､､悪いから…｣
海｢岸くん、そうやって自分を責めるのもダメだよ｣
分かってる。分かってるけど､､
こうさせてしまった責任はやっぱり重くて…
自分ばかり責めてた。
海斗にはお見通しだ。
海｢紫耀、また氷枕変えよっか？｣
平｢うん…｣
海｢じゃあ、少しタオル置いてて？｣
海斗は、何でもテキパキとしてて
気遣いもあって。
それに大して俺は何も出来ないし、
後悔してるだけだ。
そんな俺がほんとに嫌いで…
涙が込み上げる。
海｢岸くん？｣
そんな俺に触れてくる海斗。
ふぅーと深呼吸して涙を堪え
｢…紫耀がこんな状態なのに､､何も出来ないし
俺邪魔だよね…ッ…｣
耐えてた涙が溢れる。
｢…ごめんなッ､､紫耀…｣
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作者名：りな | 作成日時：2019年6月30日 14時
