赤＊熱 緑＊熱､怪我看､全員 ページ10
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緑 side
今日は、朝からLIVEのリハーサル。
やけど、控え室に行くと、みんな忙しなく動いてて。
今来た俺にはよくわからんくて。
近くの流星に聞いてみると、『しげが体調よく無くて』
って言ってて。
しげの元へ行くと、ソファーで、みんなに看病されとった。
しげの顔は赤くて、咳もしとる。
熱も38度ぐらいあるんやって。
紫｢今日のライブのリハ､昼からになったから｣
｢.....｣
桃｢...おーい､神ちゃん？｣
｢...えっ？なに｣
桃｢だから､しげが体調悪いからリハは昼からやって！｣
｢...あぁ､そっか..｣
のんちゃんに目の前で手を振られて、ようやくわかった。
やば､ボーッとしてた.....
リハは、昼からか…｡
実は、俺も少し体調が悪い。
でも、熱は微熱やし、しげから比べたら全然平気や。
ちょっと頭痛がするぐらい。
橙｢神ちゃん､ボーッとしてるんやったら飲み物買って来て｣
｢...ん､わかった｣
照史にそう言われ、控え室を出た。
...みんな、しげの看病でいっぱいやな。
そりゃあそうやろうけど、、心のどこかで俺の不調にも
気づいて、なんて思ってしまう俺もいる。
なんか、、寂しいねん。。
みんなに冷たくされると...
そんなこと思いながら、自販機の所まで来て、とりあえずスポドリで良いかな。
ボタンを押して、出てきたから少し屈んでボトルを取り出した。
ﾌﾗｯ
｢...ッ...危なッ｣
起き上がったら、少し立ちくらみがしてふらついた。
何とか壁に寄りかかって、落ち着いたけどさっきより
辛くなって来たかも。
そのまま、ゆっくり控え室に向かって行った。
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作者名：りな x他1人 | 作成日時：2021年10月17日 23時
