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桃 side
俺は、気づいてた。
流星トイレやなって。
確か、撮影始まる前に一緒に行ったんやけどな。
昔からトイレが近い流星。
ずっと一緒に居たから、もう仕草とかでわかって。
ほんとは、声を掛けたかったんやけど、撮影中やし
言えなかった。
そんな流星は、トイレのことしか考えてないのか、
スタッフさんとかに注意をされてる。
ほかのメンバーも、最初は見て見ぬふりをしていた。
けど、ほとんど鋭い目線を送ってた。
それからも、撮影は続き、流星は相変わらず注意を受けてる。
そんな流星にみんなもう限界なのか、メンバーも流星のことを怒りはじめて。
え、、これヤバいんちゃう。。
もう撮影どころじゃなくなって、休憩になって、
流星の腕を引いて早足でスタジオを出た。
流星をトイレに行かせたいけど、それどころじゃ無いな。。
みんな、流星を怒ってく。
流星は、俯いて、膝をピターっとくっつけて、耐えてる。
俺は、みんなを停めるけど、意味は無し。
何も言わない流星にイラついたのか、『何か言えや』としげ言うて、流星は小さく声を発した。
けど、また別の声が聞こえて、流星は前のめりになり
前を押さえはじめた。
あ、、これやばいわ...
そう思い咄嗟に流星に寄り添い、声を掛ける。
流星の瞳からは、涙も見える。
もう歩けないって言うてたけど、さすがにやばいから
支えてとりあえず近くにあるトイレに向かった。
ほかのメンバーからは、驚いた声や後悔の声も聞こえた。
特に気にせずに、トイレに向かった。
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作者名：りな x他1人 | 作成日時：2021年10月17日 23時
