近くて遠い...。〈不仲〉 (ページ45)

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京本 side

その後は、メンバー全員の撮影も無事に終えて、
撮影は終了した。

正直気持ちを切り替えるのが難しかった。

さっきの出来事が頭を過ぎって。。

今日の仕事はこれで終わり。

準備をして、もう帰ろう…

そう思いながら、楽屋に向かっていた。

？『京本くん』

｢…えっ？？｣

誰かに声を掛けられ、立ち止まる。

誰…？？

メンバーでは無いし、何かこの声聞いた事ある。。

ｽｯ

｢……!!｣

後ろから、腰に手を添えられた。

誰…もういや…気持ち悪。。

スタッフ『京本くん､ちょっと良いかな？』

そう言うのは、さっき俺らを撮影していたスタッフさん。

俺のことをﾆﾔﾆﾔしながらガン見して…その手が俺の尻の方へ下がる。。

｢…やっ…離してくださいッ…｣

スタッフ『嫌だよ。北斗くんとの撮影見てたらちょっと…興奮しちゃって…おいでよ。』

その変態スタッフは、力ずくで強引に近くの部屋に行こうとする。

…誰か、、

？｢…おい！離れろよ！！｣

えっ…この声は…北斗？？

北斗は、そのスタッフにしがみつき、離そうとする。

スタッフ『…ﾁｯ』

小さく舌打ちをして行ってしまったスタッフ。

北斗｢……大丈夫？？｣

｢…ッ…ほくとぉ…涙｣

北斗｢…よしよし…｣

安心してしまって、抱きついてしまった。

そんな俺をちゃんと受け止めてくれる北斗。

北斗は、俺が落ち着くまで慰めてくれた。。

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