近くて遠い...。〈不仲〉 (ページ39)

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北斗 side

京本を探すために、車を出した。

みんなも慌てた様子。

特に樹。

助手席に座ってて、さっきから落ち着きないしで、
運転してる俺の目線に入って来て、ちょっと気が散る。

それから、近くの駅や交番などで聞いて見たけど、
結果は一緒だった。

はぁ、、京本どこ行ったんだよ。。

あんまり表には出てないけど、俺もめちゃくちゃ焦ってる。

京本は、方向音痴で何なら坊ちゃんだし。

どこかで、事故に合ってないか、変な人に絡まれて無いか、ほんとに心配。

しばらく車を走らせた所で、

高地｢ちょっと公園とか見てみよう。｣

｢…わかった。｣

偶然通りかかった小さな公園。

車を駐車させてると、

ジ｢…あれ､大我じゃない…？｣

樹｢…えっ？｣

ジェシーがそう呟いた。

車を駐車させて、みんながそう言う所に目線を向けた。

そこには、金髪頭が見えて黒上下のジャージを着てベンチに座ってる京本。

きっと、京本のことだから道に迷ってここに来たんだろう。

慎太郎｢…行こッ！！｣

車から降りて、その場所へ向かう。

どんどんその姿が近くなる。

何か、、様子がおかしい。

背中が、上下に動いていて、震えている。

樹｢…きょも…！！｣

高地｢…大我…！！｣

京本の居る所に着いた。

京本の荒い息使いが聞こえて来て、、

慎太郎｢…え､きょもッ！！｣

｢…京本､､｣

俺は、京本を抱きしめた。

その体はとても冷たくて、次第に京本は、何も反応しなくなっていた。。

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