近くて遠い...。〈不仲〉 (ページ35)

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京本 side

ふと、誰かの温もりと誰かの匂いに目が覚めた。

最初は、寝起きで全く分からなかった。

だけど、徐々に目覚めて来て…

俺が北斗の背中に乗せられてるのがわかった。

…なんで、こうなってるの…？？

…あっ、そう言えばラジオ終わったあと、また辛くなって来て、仕事が無くなったんだった。

にしても…どうして、北斗におぶられてるし、みんなも居るの…？？

状況が全く分からない。

北斗に迷惑掛けちゃってるから、降りたかったけど、樹に止められた。

ってここはどこ…？

って、思ってるとエレベーターが開いて、
家の前に行くと、北斗が『一旦降りてね。』と言ってきて、北斗がその家のカギを開けてた。

…ここは、もしかして北斗の家？？

初めてだな…

上がらせて貰うと、部屋は北斗らしく綺麗な部屋で黒を基調とした空間。

思わず見とれてると、

北斗｢…京本休んでて。｣

そう言って、ベッドを指さす北斗。

いや、、ベッドだなんて、ちょっと抵抗がある。

北斗もきっといやだろうし…

慎太郎｢…寝かせて貰いな。｣

ジ｢うん。遠慮せんでいいよ。｣

｢……｣

みんなそう言ってくれる。

だけど…

樹｢…きょもは気にし過ぎだよ。きょもの体が大事。｣

｢…うん…｣

俺は、北斗に『ベッドお邪魔します』といい、中に入った。

入った瞬間北斗の匂いに包まれる。

俺は、それからみんなに熱を測らされたり、
みんなにお世話になってる。

みんな…ありがとう。。

早く治るようにしなきゃ。。

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