近くて遠い...。〈不仲〉 (ページ23)

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京本 side

レッスンが始まっても、ずっとピリピリした雰囲気。

こんな雰囲気は、嫌だ。

こんな雰囲気になったのは、俺のせいなんだけどね。

実は、昨日少し二日酔い気味で。

少し頭が痛かった。

そのせいもあって、今日も体調は、万全ではない。

昨日は、ずっと家に居たんだけどな。
ベッドでずっと寝込んでた。

今日は、大丈夫だと思ってたのに…

ちゃんと薬を飲んだのに、昨日のを引きずってんのか、まだ痛い。

だから、そのせいもあって、

高地｢大我､ちょっとズレてる。｣

ジ｢そーだよ。ちゃんとやってる？｣

｢…ごめん…｣

そんな感じで、みんなから指摘を受ける。

さっきと一緒でピリピリした雰囲気。

先生もイライラしてる感じ。

もちろんちゃんとやってるけど、頭が痛くて、
上手く踊れない。

曲は、さっきから間違えて最初からの繰り返し。

こんな自分が嫌になる。

先生｢…一旦休憩。｣

その一言で休憩になった。

俺は、思わずその場に座ってしまう。

｢はぁ…｣

慎太郎｢…え､何。ため息ついて。｣

高地｢俺たちのこと？こっちがはぁだよ。｣

北斗｢…イライラする。｣

｢…ッ…｣

みんなから色々言われる。

みんなの足引っ張っちゃってる。

北斗にも言われちゃった。。

｢…ッッ…ごめっ…｣

俺は、泣きそうになって、この部屋を出てしまった。

…ヤバい、喘息が出そう。

苦…しい。。

｢…ｸﾞｽｯ…ﾊｧﾊｧ…｣

俺は、何とか楽屋に戻って、1人耐えてた。

薬も無いし、あれも無いし。。

誰か助けて。。

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