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先生のお家に着いて、温かいココアを持って来てくれた先生。
破れちゃった服は着替えて先生のブカブカのパーカーを着ている。黒いオーバーサイズのやつ。
先生の匂いが包んで、落ち着いてきた。
先生のリビングでココアを飲んでいる。
とても温かくて、心に染み渡る。
ほのかに甘くて、少し苦くて。
まるで恋みたいに。
永瀬｢…大丈夫？落ち着いてきた？｣
先生がソファの隣に来た。
心配そうに声をかけてくれる先生。
｢…大丈夫です…ココアありがとうございます…｣
永瀬｢…ええんよ。所で何があった？…言いたくなかったらええけど。｣
｢………｣
こんなこと言えない。
好きな人に。。
永瀬｢…アイツやろ？｣
｢…ッ…うん…｣
永瀬｢…わかったわかった。言わんでええから。
今まで辛かったな。｣
｢ッ… ｸﾞｽｯ…｣
先生は、これ以上その事に触れないでくれた。
先生の言うことは、心に響く。胸に刺さった。
優しすぎるよ。先生。。
涙が溢れてくる。
今日何回泣いたのかな。
永瀬｢…こっちおいで。沢山甘えな。｣
｢えっ…｣
そう言って、腕を広げる先生。
飛びついていいってことだよね。
｢…ッ…せんせ…涙｣
私は、先生の中へ飛びついた。
先生は、そんな私をｷﾞｭｯと抱きしめてくれた。
優しく。
先生の中は、とても温かくて意外とガッツリしてて。
とても安心する。。
永瀬｢…受け止めるからいっぱい泣き。｣
そう言い、優しい言葉を掛けてくれる先生。
今だけは、甘えさせてください。。。
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作者名：りな | 作成日時：2020年8月23日 0時
