チャラ瀬くん。〈Ren.N〉 (ページ34)

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私は、家に入りどうかにぃちゃんに会いませんようにと思いながら、自分の部屋に向かっていた。

なのに……

にぃちゃんの部屋のドアが開いて…

玄樹｢…どこ行ってたの。何かおしゃれして。｣

｢……｣

にぃちゃんとは何も話したくなくて、無視して行こうとする。

でも…にぃちゃんに腕を掴まれてしまって、行く手を阻まれた。

ぎゅうぎゅう掴んでる腕。
痛いよ。。

｢…ッ…離してよ…｣

玄樹｢…いや。いつまで無視続けんの？
…俺､言い過ぎた。ごめん。だから話して？｣

｢……｣

…何さ今更。

にぃちゃんは、そう言ってくれるけど、今は話したくない。。

｢…私こそごめん。でも今は話したくないから…
1人にして。｣

そう言っても腕を離してくれなくて。

玄樹｢…俺､Aのことになるとほっとけなくて。
…俺たち兄妹だけど…好きなんだ。｣

｢…へっ!?｣

…ちょっと待って。私が…好き…!?
有り得ないんだけど。兄妹なのに……

玄樹｢…ごめん。引いたよな。でも…他の男のことになると感情的になっちゃって…｣

腕を離された。にぃちゃんは少し顔を赤くして、
俯いてる。

｢…ちょっと驚いたけど､気持ちは分かったから…｣

玄樹｢…そうだよな。あんなこと言ってゴメンな。
…Aがアイツが好きならば応援してやる。｣

｢…えっ？｣

玄樹｢…俺､お前を泣かせたりしたらそいつのこと
ボコリに行く。｣

照れ隠しなのかそう言って、足早にその場をさった。

とりあえず、仲直り出来たのかな？
ちょっと驚いたけど、そんなこと思っていたんだ。
確かに、ちょっと過保護な所あったし、とにかく私のことになるとうるさくて。

でも、私の気持ちをわかってくれて嬉しかった。
ありがとう。。

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作者より

キミを守りたくて…。〈Ren.N〉

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