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そして、改札も通り駅のホームで電車が来るのを待っていた。
永｢これ､飲み？｣
そう言って、持ってきたのは温かいココア。
自販機のかな。
｢ありがとう…！｣
受け取り、早速飲んだ。
｢はぁ〜…ほっこりする…｣
永｢そやな！あっ…先輩こっち！｣
｢…えっ？うん…｣
いきなり、腕を掴まれ少し離れて影になる所に連れてかれた。
｢…どぉしたの？｣
永｢…何も無いよ？｣
｢……あっ…｣
反対側の駅のホームで仲良さそうにしてる
勇太とサクラ。
…デート中…？？
永瀬くんは、気を使ってくれて言ってくれたのかな…？？
永｢…見ちゃった？？｣
｢…うん…｣
永｢…やっぱり好きなん？？｣
｢…え…｣
何故か、2人のあんな姿を見たのに特に何とも思わなかった。
ただ、私の長年の片想いはここで終止符を終えた。
そう思うと、胸が痛いけど、そこまでは落ち込んでは無い。
｢…気を使ってくれたんだね。でも､私そんなに気にして無いよ？｣
永｢…えっ？｣
そんな話をしてると電車が来て席に座った。
｢…最近､永瀬くんといる時間が多いじゃん？
何か､そうしているうちに､､｣
’スキ’だなんて言えない。
ずっと永瀬くんと居て、この気持ちに気がついたけど、言えないよ。。
永｢…確かに､最近多いな。あ､ちなみにあん時と気持ちは変わって無いから。｣
その一言にドキッとする。
永瀬くんは、ずっと’先輩！’ってしつこいぐらい
私に絡んで来たね。最初は大っ嫌いだったのに。
だけど、いつの間にかその気持ちに気付いて。
……私も、言わなきゃ…。。
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作者名：りな | 作成日時：2020年1月31日 23時
