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永瀬くんの過去の事聞いて、すごい胸が痛くなった。ズキズキする。
そんな悲しい過去があったなんて…
知らずにあんな事を言って…傷ついたよね。。
永瀬くんは、泣き出しそうになりながらも全部言ってくれた。
永「…ッ…」
…今にも泣き出しそうな彼。
私は、思わず彼を抱きしめてしまった。
「…話してくれてありがとう…辛かったよね…
私は…味方だから…」
抱きしめてそう言うと、背中が震えてきて、
声を出して泣き出した……。。
ちょっとびっくりしたけど、彼を落ち着かせるように背中を撫でる。
「…大丈夫だよ…よしよし…」
永「…ふぇっ…涙グスッ…」
背中を撫でながら、
「…ごめんね、前はちょっと酷い事言って…」
永「…グスッ…あやまらないで…??俺の方こそ…」
「…ならお互い様かな…笑大丈夫…?」
永「…そうやな…おう…かっこ悪いなー…俺…」
そう言って、ゆっくり離れてくれた。
永瀬くんは顔真っ赤で、鼻水が出ている。
私はティッシュを出して、
「…ティッシュで拭いて?カッコ悪くなんてない…」
永「…あぁ、ありがとうな。」
受け取り、涙や鼻を拭いてる。
大分落ち着いてきた見たい。
学校からはチャイムが聞こえ、
「…このまま帰ろうか…」
永「…おう…」
タイミングを見図って屋上を出た。
何か、日々永瀬くんへの気持ちが変わっていく。
でも、勇太との気持ちとは違って…
これはどういう気持ちなんだろう…??
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作者名:りな | 作成日時:2020年1月31日 23時