な お と さ ん と あ な た

【 寂 し さ 】 ページ37

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一緒に住もう？





そう言った時は、





もう寂しくないね、





なんて言ってたけど




最近は 俺が帰る時にはAは寝てて、




Aが起きるまでに仕事に行くことが多い。




今日も日付が変わる頃に家に帰る。



当然 Aは寝てて、



俺の分のご飯と




" お疲れ様です。

今日もだいすきでした！

あしたもだいすき！

ずっとだいすき、






そろそろあいたいです、

A "






と書いてあるメモがひとつ机に置いてある。






『 もう 寂しくないね、 』







なんて嘘だった、






Aに寂しい想いばっかさせてる。







「 すき 」も「 ありがとう 」も伝えたい事はいっぱいあるのに、






直接Aに、伝えることはできなくて、




ぎゅっと、抱きしめる事しかできないよ。






でも、明日の仕事も今日終わらせてきたから。





明日は一日中、Aをぎゅってしていたいな。





「 すき 」も「 ありがとう 」も「 愛してる 」も「 ごめんね 」も






全部全部、伝えたいな。






そんなことを思って、





いつもより強く、Aを抱きしめながら




眠りについた。

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