悪女に騙されました。【鬼滅の刃】

9話 ページ10

翌日




私［はぁ。今日は任務があるなぁ］



　正直言って行きたくない。理由は3つあって、1つは身体中がとても痛いから


まともに動ける気がしない。
　
　
2つ目は柱達に会いたくないから。会ってもどうせ、罵倒されたり、殴られたりするんだ…


　3つ目は、桃に会いたくない。あいつ、どうせまた私の悪い
噂を広げているだろう。それにまたやられるかもしれない
から。




私［………もう、無理かも。］









　
　 私［鬼殺隊。辞めよう。］





実［よォ、雪美］


私［あれ、実弥？どうしたの？］


実［大丈夫かァ？］


私［あー……うん！もう大丈夫だよ。私鬼殺隊辞めるから！］

実［は？］


私［そろそろ辞め時かな〜って思ってたし、ちょうど良かったからさ？……ね？］


実［んなの、ダメに決まってんだろ！？］

私［……実弥、これは軽いイタズラみたいなものだよ。私がやめたこと、後悔させてやるんだ。柱のみんなに］


こんなイタズラ思いつくなんて私も性根が腐ってるなとつくづく思う。


私［だから私が鬼殺隊やめて、桃の罪が暴かれた時にきっと皆は私の居場所を聞いてくると思う。でも、何も言わないで。私たちだけの秘密ってことで……ね？］


実［……雪美、お前はそれでいいのかァ？］


私［言ったでしょ、軽いイタズラだって！私は大丈夫だから気にしないで。］




実［あァ、わかった。……雪美、絶対に戻ってこいよォ。］


私［うん……わかった。］


私［じゃあ、私、任務あるから！］


実［あァ、じゃあな。］


私［またね。］



任務へ向かう途中、ふと思った。






あれ…？そういえば私なんのために
鬼殺隊に入ったんだっけ。
　




確か……

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