悪女に騙されました。【鬼滅の刃】

20話 ページ21

ぶつかった相手はしのぶさんだった。



私[あ]


1番会いたくない人に出会ってしまったかもしれない


逃げたい。



し[雪美さん！！ごめんなさい！]


としのぶさんが声を上げる。



私は急に謝られて驚いた。



私[え？ど、どうしたの急に]



し[私、桃さんの件でずっと誤解していました。]


私[え？も、桃さん？桃さんがどうかしたの？]


し[桃さんは地下牢に入れられました。]


私[え？そうなの？！]


し[はい。それで雪美さんの無実が証明されて、柱の皆さんは雪美さんに謝罪したいとここ数週間探し回っていました。]



私[あ、そうだったんだ…私何も知らなかった。]




し[雪美さん、本当にごめんなさい。雪美さんの話を聞かず、身勝手に桃さんのことを信じて、雪美さんの心を傷つけてしまいました。さらに暴言や暴力までして…本当に申し訳ありませんでした。]


としのぶさんは土下座をした。


私[っ！しのぶさん、土下座なんかしないで！]





し[私のしたことは許されることではありません…何か少しでも私に出来ることがあれば何でも聞きます。]




えぇ…困ったなぁ…



でももう和解したわけだし特に何も………



あ




私[じゃあさ、しのぶさん]




し[はい]




私[゛これからも゛私と仲良くしてくれる？]




し[え？]




私[あ、嫌？]




し[そ、そんな事で許してくれるんですか？]


私[うん！というか私はとっくに許してるよ]




し[っ！雪美さんっ！！]



しのぶさんは泣き出してしまった。


し[本当に、ごめんなさい。そしてありがとう]




私[大丈夫だって！ ね？]




私はしのぶさんとまた仲良くできることがすごく嬉しい。





でも……他のみんなとも仲直りできるのかな…

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