12話 ページ13
蝶屋敷にて
私[すみません!あの、誰かいますか?]
し[あら?何しに来たんですか?ここはあなたのような方が
来ていい場所ではありません]
私[いや、怪我をした子がいるんです。]
花[…?]
し[あ、そうなんですね。ではこちらで預からさせてもらいます。なのでさっさといってください。]
私[…はい。分かりましたさようなら。]
花[…?おねぇちゃん?どこいくの?]
私[…ごめんね。またね。]
とだけ言い残して私は産屋敷へと向かった。
私[早く鬼殺隊を辞めようっと……。]
産屋敷にて〜〜〜〜〜〜
お[雪美、急にどうしたんだい。]
私[はい。私、春道雪美は本日で鬼殺隊を辞めさせていただきます。]
お[……なんでだい?]
私[……鬼殺隊をやる理由が…なくなったからです。]
お[……。それは桃が原因かい?]
お館様は鋭いね。
私[いいえ。私は鬼殺隊に憧れていたのですが、その熱が冷めてしまったからです。]
私[なので決して桃さんのせいではございません。そこのところは御承知お願い致します]
と頭を下げる。
………憧れが無くなったから辞めるっていくら何でも勝手すぎるな……と罪悪感を抱いた。
お[…雪美。嘘はつかないで、本当のことを言ってくれないかな。]
私[お言葉ですが、私は本当のことしか言っていません。]
お[……そうか。なら、仕方ないね]
私[はい。]
お[今までありがとう。]
私[いいえ。私こそ、ありがとう御座いました。]
私[さようなら。]
お[…うん。]
さようなら御館様……
お[……]
ーーーーーーーーーーーーーーーー
さて。これからどうしようか。
今まで結構貯金してきたから、一生遊んで暮らせると思うんだけど…
なんて考えながら屋敷を出ていく準備をする。
(この屋敷とも今日で最後か)
準備を終え、屋敷の外に出る。
私が今まで過ごしてきた屋敷。
私[お世話になりました。]ペコ
深いお辞儀をして街へと向かった。
さようなら。私の屋敷。
もう私は普通の庶民。
明日から何して過ごそうかな。
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レモン - 花ちゃんナイス〜👍 (11月4日 15時) (レス) @page28 id: 9fc0619dbf (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - 悪女系苦手だけどこれはまじですき。てかなんでこんな神作が埋もれてるん?!可笑しいよね??!! (10月27日 18時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 花ちゃんグッジョブ!でも夢主ちゃん辞めちゃってる…どうなる?😥 (8月27日 20時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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