虎杖は私の手が好きらしい【呪術廻戦】

同級生2 ページ4

「あー…Aに撫でてもらいてー…」





「人の部屋にそれ言うためにわざわざ来たのかよ」





俺の部屋に押し入って来てベッドへダイブ

そして今の発言


何がしたいんだこいつは…





「Aのとこ行けばいいじゃねぇか」





「さっきしてもらったから今日は行けねぇよ…」





「なんでだよ」





せめて自分の部屋でやってくれ


足をバタバタさせて「あ"あ"〜〜…」と悶える虎杖を見ると溜息が出た




虎杖がこんなにA、A、と言い出したのはこいつが1回死 ぬ前

既に俺と一緒に入学していたAに虎杖と釘崎が自己紹介をしに保健室へ行った時のこと(何故か俺も一緒に行かされた)







「俺、虎杖悠仁！よろしくな！」






「釘崎野薔薇よ。よろしく」






『…翠川A。怪我したら私のとこおいで』






そう言って虎杖と釘崎の頭を撫でたのが始まりだった…らしい


同い年なのに誰よりも大人びたAが頭を撫でるのなんて日常茶飯事だ


だから俺もその時ついでみたいに撫でられた


俺は子供扱いされてるみたいであんまり撫でられるのが好きじゃねぇが虎杖は違ったらしい


Aの手を軽く払った時に見えた虎杖は見たこともない表情をしていた



Aに撫でられた頭に手を当てて顔を赤く染めている



あぁ、堕ちたんだなと直ぐに分かった

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