虎杖は私の手が好きらしい【呪術廻戦】

また ページ20

小沢さんはこの辺りに住んでる訳じゃないらしく、私たち4人は彼女を駅まで送ることになった

悠仁、恵、野薔薇が前に
私と小沢さんが後ろに並んで駅までの道のりを歩く

出身の仙台のこと聞いたり東京のオススメのお店とかを話したりしていると




「す、翠川さんはさ、その…」




『ん？』




聞きずらそうに私を見てきた

何？と首を傾げて覗くと小沢さんは顔を少し赤らめた





「い、虎杖君のこと…どう思ってるの？」




少し前を歩く悠仁を見ながら聞いてきた
あぁ、小沢さんは悠仁のことが好きなのか

私は前でいつもの様におチャラける悠仁を見ながら言った







『好きだよ』





「！」





『大好き』





「そ、そうなんだ」





小沢さんは悲しそうな、でもどこか吹っ切れたような顔をしていて


綺麗だった







『ね、優子って呼んでいい？』





「！う、うん！じゃあ私もAちゃんって呼んでもいいかな？」





『もち』





親指と人差し指でOKマークを作って言うと優子は嬉しそうに笑う

それから私と優子は駅まで仲良く手を繋いで歩いた

途中それに気づいた野薔薇が「私だけハブんな！」と優子の反対の手を握っていた

また近々3人でこうやって集まってお茶したいな


悠仁と恵がこっちを見て優しく微笑んでたのに気づかないほど、私たちは普通の女子高生のようにはしゃいでいた








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