色気、抑えてください2【呪術廻戦】

色気５２ ページ10

『んー……あー寝た寝た』



目を瞬かせてスマホを開く
9時…結構寝たな

よほど疲れてたのか、1度も起きずに朝まで寝られた
伸びをすると体がバキバキと音を立てる




「おはよう、A」



『あぁ、傑おはよう…早いな』



「朝ご飯作ってたんだ。ちょうど出来たし食べよう」



『お、まじ？久しぶりの傑のご飯か』




目玉焼きにご飯に味噌汁という健康的な朝飯が並べられたテーブルの前に座って手を合わせる

どれもいい匂いだ




『うん、やっぱ美味いわ』



「それはよかった」



『そんじゃあ…東北の土産話、聞いてもいいか』



「もちろん」




それから傑にたくさんの土産話を聞いた
主に雄と観光地を巡ったらしい

祭りにも行ったとか
祭りか…いいな、皆で行くか




「今度東京でもあるみたいだね、祭り」




『あぁ、みんなで行こうか』




「…そうだね」




『……ははっ、』




「？どうかしたかい？」




『いや…そんな寂しそうな顔すんなよ

やっと帰ってこれたんだ。これからいくらでもデート出来るだろ？』




「！ふふ、それもそうだね」




柔らかく笑う傑
久しぶりに見るその顔はなかなかくるものがある

寂しそうな顔…か
＿＿＿＿＿＿＿どっちがって話だ



洗い物をしてくれてる傑に後ろから抱きついた
手を重ねながら水道を止めて耳元で囁く




『洗いもん後でいいから…ちょっと付き合ってくれ』




「！A、ん…っ」




傑を振り向かせて少し強引に唇を重ねた

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