14話 ページ16
「＿＿＿＿というわけで
パーティーに間に合わせるため速攻で片付ける、手伝え」
「待て待て！！オレはただの情報屋であって戦闘力はゴミだって！！」
土曜の18時
本当はものすごくAを優先したいところだが、上からの命令に背く訳にはいかん
何としても速攻で終わらせる
時間がかかってしまえば直で会場に向かうとしよう
人手が欲しかったからフランキーを呼んだが、報酬を踏み倒したことでうるさかったので
「総額50万D相当の美術品78点…1つや2つ失くなっても見つからんだろうな…」
と誘惑しながら布で口元を覆うとコロッと態度を変え、「俺に任せろ」とキメ顔を向けてきた
便利な奴…
すぐに終わらせてそっちへ行くから、少しだけ待っていてくれ、A
そしてパーティーで上手く恋人を演じられたら今すぐにでも結婚しよう
「待てコラぁ！！！」
「どこのモンじゃあ！！」
「ひぃっ…！！」
まさかこれ程の大群だとは…想定外だな
1人あたり10秒もかけられん…少々雑だが手早めに蹴散らすか
「増援か…！！キリがない！！」
「積み込み終わったぞ！！乗れ！！」
美術品を積み込んだ車に乗り込み、エンジンをかけ急いでその場から逃げた
ハンドルを握りながら焦る気持ちを落ち着かせる
彼女はまだ駅前で俺を待っているだろうか…
まさかこんな寒空の下で待たせてしまうことになるとは…初めから会場を待ち合わせ場所にしておけば良かったな
後悔の念が渦巻く中、フランキーがアクセサリーの入ったボックスを開け、何を拝借しようか顔を輝かせているのが見えた
「！こいつは俺が貰う」
そこから、一層輝くダイヤの指輪を1つ手に取った
綺麗なAにとてもよく似合いそうだ
「あー！ダイヤ！！ずるいぞ！高そうなやつっ！！」
「偽装の時使うんだ」
「うるさい返せ！！」
そんな子供みたいな言い争いをしていると、前方から追手が車から身を乗り出して銃を構える
もちろん突然の事だったため、かわしきることは出来ず、
すまない、A…もう少しだけ待っていてくれ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1000人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瀬奈 - 早く続きが読みた〜い‼‼‼‼気になる！ (1月26日 23時) (
レス) id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - すみません💦 (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - (*´ω`*)面白かったです！よかったら私の小説も見てくれないでしょうか？【d!×ヒロアカ】の『wrwrd国の幹部はヒロアカの世界に落ちる』ってやつです！ (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - (*´ω`*)面白かったです！よかったら私の小説も見てくれないでしょうか？【d!×ヒロアカ】の『wrwrd国の幹部はヒロアカの世界に落ちるってやつです！ (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - (*´ω`*)面白かったです！よかったら私の小説も見てくれないでしょうか？【d!×ヒロアカ】 (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翡翠
| 作成日時：2022年12月18日 20時
