花になりたい彼女 (ページ25)

今日:28 hit、昨日:53 hit、合計:463,596 hit

23輪ページ25

「まぁでも、この石の世界でケータイ作っちまえっつぅ特大とんでもプロジェクトだ。クリアしなきゃなんねぇアイテムは腐るほどあっからな！」

「おぅそうだそのケータイとかいう奴！バカみてぇに離れてても話せるとかヤバすぎんだろ！？」

「どういう仕組みなんじゃい、優しく教えてちょ…！」

クロムとカセキの爺ちゃん…圧が凄い…

もう鼻息が見えてるよ

千空が携帯の仕組みを説明しているとき、ふと目線を感じた

『…』

誰か…多分ほむらかな。

ずっとこっち見てる

「話の知能指数高いと頭痛くなっちゃうよ～ぶっちゃけまず何から作ってくの？？」

ゲンさんの独特な声色で目線を元に戻す

「あぁ、特大科学プロジェクトまず最初に作るのは…！

わたあめ機」

『え』

な、なんで急にわたあめ…

天才様の考えることはなんか…難しい…

千空、クロム、カセキの爺ちゃんの3人組は早速わたあめ機を作り始めた

鉄を型に流し込んでなんやかんやして出来上がったそれは見慣れたものより原始的な感じだ

「ブン回して遠心力で小せぇ穴から砂糖の細糸、つまりわたあめを出す仕組みだがな＿代わりに金ブチ込んだらどうなると思う？」

「金の極細線ができる！」

「ククク、正解100億点だ」

なんか2人兄弟みたいだな

千空がお兄ちゃんでクロムが弟

…そう思ったらもう兄弟にしか見えなくなってきた

「おーし早速金出すぜ！」

「いや金は貴重だ失敗できねぇ」

『あー、だからわたあめでテストするの？』

「あぁ」

「！あ～だね～。味見…じゃないテストはしないとね～！」

この世界になって初めての甘味

凄く楽しみ…！

村の人達もビックリするだろうなぁ…フワフワしてて甘くて…んふふ、楽しみ

「…何あれ、Aちゃんすんごくフワフワしてるんだけど」

「あ？あー…あいつ甘いの好きだからな。相当楽しみなんだろ」

「…頬ゆるっゆるだよ？千空ちゃん」

「ｯうるせーニヤニヤすんなメンタリスト」

「あー楽し♪」