花になりたい彼女 (ページ23)

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21輪ページ23

何が何だか分からない石神村の人達に携帯とは何かを説明する

『えっと、簡単に言うと遠くに居てもお話できちゃう便利なものかな』

「遠くにいて会話ができる？でけぇ声出せば出来んぞ？」

こ、これは…例題を出さなきゃ説明が難しい…

『…んー、そうじゃなくて。例えば私がここにいて、クロムがあの山にいるとするでしょ？』

「おう」

『その携帯っていうのがあれば、私とクロムは小声でも会話が出来ちゃうの』

するとようやく理解出来たのか村の人達がざわつき始めた

どよどよ組とわくわく組でハッキリ別れてる

するとガシっと掴まれた肩

デ、デジャブ…

「まじかよ！？ヤベー知りてえ！原理がよ…！！」

私の肩をゆさゆさと揺さぶりながら言わないで…
頭が勝手に動く…

『ちょ、落ち着い…』

「落ち着いてられっかよ…！！」

「それが武器になるのか？」

ひー…気持ち悪くなってきた誰か助けて…

「なりまくるわ。あとクロム、もうそろAが吐くからそのくらいにしろ」

私とクロムを引き離してくれた千空

し、死ぬかと思った…

「通信が戦力差をひっくり返す！例えば内通者がリアルタイムに情報垂れ流しゃ圧勝だ！！うまいこと連携キメりゃ司帝国無血開城すら夢じゃねぇ」

それが1番いいな

？

『内通者は誰がするの？』

「あ？…クククそうかAは知らねぇもんな。向こうで会わなかったか？」

『？』

「大樹と杠2人がとっくに司帝国にスパイでいんだ」

…え！？

い、一体どういう過程があってそんなことに…

話を聞くと大樹はずっとスマホを欲しがってたらしく

『でも作るのってスマ、じゃなくてホ、でしょ？』

「まぁな」

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Aちゃんは大樹と杠が司帝国にいたのを知りません

大樹と杠は司にAは死んだ、ということを聞かされたから本当に死んだと思ってます