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【side ３】
さっさと視線を
そちらへ向かう。フワリ フワフワ 風に舞う葉のように
横たわる贄へ、手を伸ばした
その様から目を反らさず、いや反らせることが出来ず
ただ見ていることしか出来ない。たったそれだけのことだったが
彼には、彼だったから強く思うところがあったのかもしれない。
『もうこんな思いをしないで済むように
もっと強く、誰にも負けないように、この小さな相棒を護ってやれるように…』
３「＿＿、俺は…誓ったんだ…！！！」
偶然触れたそれは彼の想いに呼応するように燃え上がる
体を縛っていた根っこを焼き切り、そのまま大樹へと燃え移った
炎を揉み消そうと伸びる他の根っこも新たな火種へと変わるばかりだ。幸か不幸か
魔法に秀でたポイズンウィッチでさえ、この距離では水の魔法は届かない
こいろの側へ寄ったために、届かないのだ
３「うあ"っち"ぃあっち、な、なんだよ突然」
毒「突然ですって…！？しらばっくれるのもいい加減にしなさい！！」
瞬時に炎へと飛び込む勢いで近寄る彼女は
憎らしげにズズをにらみ、怒号を浴びせる。もちろん炎へ水魔法を向けるが
焼け石に水と言うべきだろう。彼女の魔力を上回る勢いで大樹は燃えていた
３「しらばっくれるって、俺はまだなんもやってないし…」
毒「じゃあその手に持つナイフは何ですか、炎魔法の強化が込められている物を
持った方の言う台詞ではありませんよ」
３「…ナイフ、」
気付かないはずはない、が確かに右手にしっかりと握られているのは
こいろちゃんから受け取ったあのナイフだ。よくよく見れば
嵌め込まれた宝石の中でも燃える炎のようなシルエットが見えるし
なんなら、暖かい。まるで本当に炎が入っているような熱を感じた
そういや『お守り』とか言ってたっけ…。こんなことになんなら先に言っといてほしいもんだけどな
心の中で悪態を付きながらも彼女らしいと思う。倒れてもただでは起きないどころか
嵐を巻き起こすぐらい、根っからのトラブルメーカー
３「っと、ボーッとしてる暇じゃなかった。こいろ！」
毒「！？ ま、待ちなさい！(でも今は、火の手を消すほうが先決…)」
追いかけてこないのは分かってる。だってそれだけ大事なもんなんだろうから、でも
俺にとって大事な
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香織 - はわわわ…！！此方こそ神作をありがとうございます…！！！影でしか応援出来ませんが頑張って下さい！！ (2021年8月26日 22時) (
レス) id: ee4089e86c (このIDを非表示/違反報告)
鈴那(プロフ) - 香織さん» ず、ずっっと見ておられたんですか！？？ありがとうございます、お待たせしてすみません… でもあの、宜しいですか。すっっごく嬉しいです！(*´｀*)改めてありがとうございます！！ (2021年8月26日 16時) (レス) id: a1c02fc401 (このIDを非表示/違反報告)
鈴那(プロフ) - 私もこんな流れになるとは思っておらず…この先も予想外の展開が待っているかも…！？ なんてΣ(゜Д゜) (2021年8月26日 16時) (レス) id: a1c02fc401 (このIDを非表示/違反報告)
鈴那(プロフ) - 彩音桜空さん» お久しぶりにいらっしゃいませ…！忘れた頃に更新で申し訳ない、でも引き続き頑張ります！！３さんと５さんお好きですか！？私も好きです特に夢見ちゃってるお二人なんです…！ (2021年8月26日 16時) (レス) id: a1c02fc401 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - あなたの小説が大好きでずっっと見てます…！！お仕事も大変だと思いますが待っています！ (2021年8月26日 1時) (レス) id: ee4089e86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴那 | 作成日時：2019年2月7日 10時
