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昏睡明けから、一年。
ツアーもオーラスを迎えて、充実した日々にさよならした。
非日常としか考えられない、この身に振りかかった事を
整理してもしきれないけれど、昔から憧れ、夢見てきたドームという素晴らしい箱の非日常は、嬉しいしか生まなかった。
少しでも、安心させられたかな。
私がみんなに背負わせてしまった罪。
私が背負ってしまった、罪と罰。
贖い方は、たったひとつ。
またステージに立つこと。
何よりのリハビリだった。
章ちゃんは、相も変わらず優しい。
いつも通りに、きちんと。
にこにこと、毎日が私の横を通り過ぎる。
そうだったんだな。
最初から戻る場所、還る場所はここで。
随分、回り道をしてしまった。
ふたりで、恋して、曲にして。
なんて利己的なんだ。
それが、恋なのか。
絶対に表に出せない私達の、他の人のことしか考えられない私達の、唯一の意思表示。
まるで、中学生みたいだけど。
二人の総意が、これなのかな。
君も僕を好きならば
そっと髪を なぜてくれ
君を好きに なることで
僕は 僕を好きになる
だったらこれは、私のソロやけど章ちゃんの気持ち？
何となく憚られて、聞けない。
他の人には、言わないことに決めた。
バレてなかったものをわざわざ言うのもあれだ。
というか、今のこの、よかーまさんがいて、すばるくんがいて、信ちゃんがいて、丸ちゃんがいて、章ちゃんがいて、どっくんがいて、おーくらさんがいる、
この現状があんまり幸せで、それを壊したくなかった。
それに、私は肝心なことは何も思い出せないままで。
章ちゃんは『また選んでや』って言ってくれたけど、その優しさには甘え過ぎちゃだめだ。
章ちゃんのことは、好きだ。
大好きだ。
尊敬してて、憧れてて、いつも隣にいてくれた。
眼だけで会話が出来て、私の言いたいことを汲んでくれた。
でもそれは他の人とどう違うんだろう。
具体的になると分からない。
やるせない。
真山さんにだけは、言ってある。
真山さんのおかげで気づけて今があるわけだし。
もう誰のことも困らせたくない。
忙しくても、水のようには流れぬ現実ばかり。
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ゆうみ(プロフ) - みきさん» みきさん、コメントありがとうございます。ラストまでもう少し、お付き合いください！ (2020年1月20日 11時) (
レス) id: 23afaa0b1c (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます！まさか…章ちゃんではない可能性が…？！ハラハラドキドキしながら続きを楽しみにしています。 (2020年1月19日 5時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 初めまして。どの作品も読ませて頂いてます。まさかお相手が章ちゃんだったとは(*/∀＼*) 章ちゃん大好きなので嬉しいです！記憶も戻ってハッピーエンドになりますように。このお話の一話からもう一度読み返します！ (2020年1月8日 19時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年9月27日 5時
