��立候補もあり？！ ページ21
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安「僕はいつもの方が好きやで。
それやと、何処にでも居る、普通のかわええ子やも〜ん」
章ちゃんの言葉は嬉しかったけど、私はその、普通になってみたかったんだ。
時間と共にお酒が入ってどんどんうるさなる、この空間。
飲めへんし飲まへんくせに誰よりテンションの上がった私が、誰よりも迷惑を掛けまくる時間、通称ミヤノタイム。
何かしら倒し(拭くのは村上)
何かしらこぼし(拾うのは横山)
スカートを気にせず(気にするのは安田)
やたらカラオケに行きたがり(結局行った)
すぐ眠くなる(俺の膝で寝てええでと大倉)
(絶対させない丸山)
(その隙に曲を入れる宮野)
(歌いたがる錦戸)
(勝手に歌う渋谷)
そして全員が、ダメダメになった会の終わり、すばる君が、割と悪酔いしたままでこう言うた。
「何かなあ！みやがな！！今まで彼氏居たこと無いねんて！！！
やから！オトナになりたいねんて！！
やけど！他所様に迷惑は掛けられへんわな？！！
ちゅーわけで！
身内でみやの面倒みる奴、見繕うことにしたから！！
今日のコンディションのええみや見て、まあこんなんでもええかって奴は立候補して本人に直接連絡するように！！！
ええな！！？」
悪酔い野郎共は、揃いも揃って「はあ〜い！！」と元気よく手を上げそれぞれご機嫌に帰っていった。
私は、そのすばる君の言葉を、聞いた瞬間に酔いが醒め
(まずまずの話飲んでいない)その意味不明さに戦慄した。
こんなんでも、ってなんやねん。
そもそも身内で見繕うなよ。
完全に冷静になった頭で(最初から冷静で有るべきやった)タクシーに全員乗せ終わり自分も、帰り路に着き、流れる街灯を眺めていく。
……そんな話、ほんまな訳ないし。
お酒の席の話やし、皆忘れてるわ。
ちゅーか忘れてるべきや。
いや忘れていてくれ。
という気持ちになり私は、その日心穏やかに眠った。
ーー朝起きると、よく知っている名前からメールが来ていた。
一人からやなかった。
「昨日の夜」
「渋やんが言うてた」
「Aちゃんの面倒みる話」
「立候補」
などの単語が、散りばめられた文章が3通、確認出来る。
名前を、もう一度見直す。
酒なんか入ってないのに、二日酔いだ。
素直すぎるぞおーくら。
考え直して章ちゃん。
覚えてろ丸山。
そして私は、普通にメンズを着用の上、
収録に出掛けたのであったーー。
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ゆうみ(プロフ) - まりあさん» きゃー！！！恥ずかしい！！！！ありがとうございます！！！！！！うわーーー！！！！ (2019年8月10日 19時) (
レス) id: 23afaa0b1c (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - おでこはなほっぺにラブパワーって、kicyu じゃないんですか？？笑 (2019年5月15日 7時) (レス) id: e635379e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月15日 21時
