�，舛腓辰搬圓討莇�い心【橙】 ページ2
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橙Side
楽しいかった日々は走馬灯のようです。
死ぬ訳や、ないんですけど。
…多分死なれへんとは、思うてるんですけど。
ツアーの途中途中でも稽古してきた『おしゃれ泥棒』が、いよいよ劇場での舞台稽古になってきて。
より強く、元の洋画みたいな洗練された雰囲気が強なって、セットや衣装に助けられることってやっぱりあるんやなあって感じたりした。
Aちゃんは最初、めちゃくちゃ恥ずかしがっていた。
お稽古着を、女の子っぽいのにするのから抵抗ありまくりやった。
でも途中、なにか吹っ切れたらしく、ショートの髪を何やら色々ピンで留めたり、前髪をアシメからぱっつんに揃えたりスカート履くんも、段々平気になっていった。
そりゃそうかもやけど。
原作から、この話は割と初っ端から、僕とAちゃんは、両思いな役。
割といちゃいちゃとしていて、…割と、キスシーンで。
完全に、役得としか言いようがないけど、そういうお芝居はお稽古から、やっぱり、Aちゃんは上手やった。
演技やって割り切ってるっていうのは分かってんねやけど、それでも嬉しい。
僕の方が、恥ずかしくなってたくらい、Aちゃんは自然に腕を組んできて、肩を合わせて見せて、僕めがけて眼を瞑る。
元からそうしてたみたいに、演出家の先生に言われたことを、いつもの明るい笑顔で快諾していた。
慣れてる、そんなことは分かってる。
当たり前やん、Aちゃんは別の人にやってきたことをここで再演してるだけに決まってるやん。
それでもええねん。
千秋楽までは、僕しか知らんAちゃんやねんから
それで。
それに何にせよ、僕が赤くなってまうくらい、ちゃんと稽古してくれる。
これを公開するなんて、あかん気いさえする。
いつもAちゃんはキスを待つ間、少し背伸びする。
可愛いが過ぎる。
強い心を持っとかないと、やっぱり僕は死ぬんやろう。
――まるやまさん。
彼女のそれらの演技は全て“初演”である。
可哀想なまるやまさん。
仕方ない。
彼は、みやのさんの経験ゼロを知らないのだから。――
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ゆうみ(プロフ) - まりあさん» きゃー！！！恥ずかしい！！！！ありがとうございます！！！！！！うわーーー！！！！ (2019年8月10日 19時) (
レス) id: 23afaa0b1c (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - おでこはなほっぺにラブパワーって、kicyu じゃないんですか？？笑 (2019年5月15日 7時) (レス) id: e635379e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月15日 21時
