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�ダ弔気鵑箸里海函� ページ9
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「……なんでそもそもそんなに、恋愛マスターみたいな感じなん？
関東圏全部、東京やと思っとった癖に…」
「うちアホやけど、生きてくってことの深〜いとこは分かってんねん」
したり顔でミナは頷いた。
「ともわれ、やで？」
「ともあれ、やろ」
「それや。ともあれや。
ともあれやで？青いんとはどうやの」
「章ちゃんは、特別やわ」
「特別って？」
「ずっと近くにおった人やし、何でも相談しとるし、一番駄目な私を見てきた人やと思う。
何回か凄い辛い時に、泣きながら電話したら、章ちゃんが自分ちにおいでーって言うてくれて何時間も、静かに話聞いてくれたり。
それがほんまに嬉しかってん」
「……はー、すごいな」
「せやろ、だから…」
「いや、ちゃうくて」
「……？」
「やっぱAちゃんは愛されてるんやなあって。
すごいわ」
「え？どゆことなん？」
「やってそれって男の常套手段やん。
弱ってる時にそこに漬け込むやつ。
それで話聞くでーとか、何とかかんとか言うて、やることやるやつやん。
てかそーゆーやつだらけやわ、世の中。
Aちゃん家まで呼ばれてんねんで？しかも何回もやで？
それでもなーんも、手ぇ付けられてへんねやろ？
静かに横にいてくれるんやろ？
それは、なんか、本物やわ。」
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月11日 16時
