【2】宮野さん(女)はえいとです【暴露編】 (ページ2)

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①今日こそはゆっくりページ2

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ミラクルミナがやって来た。

迎えに行ったら早速迷ってて、何とかタクシー乗り場まで辿り着かせたんやけど、さすがJK。

元気。めっちゃ元気。

タクシーの中で大河見てるでとか舞台やんねやろ？とか、色々チェックしてくれてるみたいで、ほんまに嬉しかった。

あと初耳だったのが、ミナの彼氏が私を応援してくれてるってこと。

話を聞けば聞くほど、割と深めな男エイターさんっぽくて。

ライブでの、信ちゃんの煽りが嬉しいそうで、何より。

そんなことより、彼氏に、私がいとこだ、と言ってないらしい。

なんでなん？って聞いたら

『知らんけどお、Aちゃんになんか不利？ってゆーかさ、情報みたいんが出てったらあかんのかなーって思ってん！』

彼氏の想像する私が崩れへんようにしてくれてるらしい。
(割と私、テレビで言うてもうてるけど)

トンチキJKのくせに、そういうとこやな。

スーパーに寄って、夕飯のもん買おうやってことになったんやけど、ミナは『私泊まらせてもらうんやから、何か作らせて！』と張り切っていた。

私はしょーじき、おかん料理しかでけへんから
(おかん料理=冷蔵庫の中片付けるリアルなやつのこと)
ちょっとホッとした。

家に着くとミナは家中を見て回って、

『狭ない？？ゲーノージンやで、自分もっとヒ○キンみたいんとちゃうの？？』

と言い張った。

私は、片付けが出来ん。
広ければ広いほど、全て夢の島になってまうねん。

そう言うと

『ま、何でもええわ。ちゃんと貯金してんねやろ？』

とにやっとした。

防音の仕事部屋が一番気になったらしく、こんな部屋があんねんなーっと、ドアを閉めて散々吠えていた。

なんか可愛かった。

お風呂に入る前にパジャマを貸してあげるとそんなことにも喜んでいて、やっぱりこのミラクルミナは、私に似てると思う。

(私も些細なことが嬉しくなるたちやから)

寝る時になって、ミナはどーしても私と一緒の布団で寝たいと言い出して、結局私が折れた。

布団の中でミナはど直球に『自分、彼氏おるん？』と聞いてきた。

楽しい気持ちは一瞬で吹き飛んで、なんだかしゅんとした。

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