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「……これでええ？」
「……うん。
えー？…ちょっと待って、どっから聞けばええん？ え？処女なん？」
「直接的すぎひん？」
「いやー直接聞かんとあかんやろ！！」
「……そうやけど」
「ほんまに？！
やってAちゃん、もうええ年やん？中学生とちゃうねんで？
しかも自分ゲーノージンやん！なんで？なんでなん！？」
「ぐさっと来るわ…」
「何言うとん事実やねんから」
「……そうやけどファンの人たちに、申し訳なかってん。」
「え？」
「私、女やのにこの事務所に居させてもらって、さらに仕事もさせてもらってるって、ずっと思うてるし。
それに、男の人に対しての気持ちが、ずっと男の子になりたかったから、好きっていう感情とちゃうかってんな。
男の人に対して、何ていうんやろ、………憧れやな、憧れてたんよ。」
「それがAちゃんの、ぷろいしきってやつなんやな」
「うん。そうやと思う」
「じゃメンバーの人はあかんの？」
「え………？」
「え？ってどゆこと？ いつも一緒におるやん」
「考えたこともなかったわ。家族やん。
それに皆それぞれ、色んな人とそれぞれあったやろ。
それでも私選ばれてへんねやで？
つまりそういう範囲には、居いひんてことやん」
「じゃあ何でAちゃんだけ置いてかれてるん？」
「……」
「ええけどさ、ぷろいきしも。」
「プロ意識やろ」
「人生いつ死ぬんか分からへんねやからさ、恋愛くらいしてみてもええやん。
え？どー思ってるん？みんなの事」
「それは…」
「ひとりずつ言ってみーな。」
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月11日 16時
