�─墜�大丈夫か？【紫】 ページ10
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「誰かとは、結婚するつもりなんやろ？」
「まあ…上手くいけばな？」
「じゃあ、ええやん。逆にダメな理由がないやん」
「いや、でもさ、生活を共にする的なことやろ結婚て」
みやが同意を求める目をしたので、俺とヨコと丸で、激しく頷き返す。
ーーーその通りやみや。合ってるでみや。
こんなカメラのあるところで、切り出す話とちゃうぞ。
そもそも色々抜けてるぞ。
「付き合うたこともないし、同棲もしたことないのに、そんなん何も分からんやんか。
それにメンバーやし、家族やんそんなん。」
「いや、よう考えてみ？
俺と結婚したらメリットしか無いねんで？
まず、付き合うてないから、スクープもされへんし、公式発表が、一番に伝わることになるし、お見合いやったら話したりデートだけで、結婚決めるんやで？
これはお見合いの上位互換やで。
Aちゃんがニンジン嫌いで、片付け出来んくて、風呂洗いも苦手で、寝癖酷くて、お腹減ると機嫌悪なったり、すぐ眠なったり、俺と一緒で三半規管死んでるのとかもう全部知ってるし。
すっぴんとか全然見てるし、お母さんともお兄ちゃんとも知り合いやし、ファンやって他のメンバーやって、どこの馬の骨とも知らんやつよか俺の方がええやろ。
それにこうやって、これ放送してもらったら、もう説明せんでええやん。
実は結婚するために辞めんねや！とかこれ見て言える奴おらんで？
それにこの後、誰と付き合うても結婚しても、こう言われんねやで？
そもそも、相手が見つからんかったりするより俺にしといたら、とりあえず安心やん？
あと、家族とか言うてるけど好きになるかも分からんやん！
そんなん日々の積み重ねやし、夫婦なんて、好き同士で結婚してもどんどん色々下がっていくらしいよ？
やったら結婚してから好きになるのでもありやん。な？」
ーーー怖ッ！
さっき緩いとか言うたけど、アイツマジやん！
逃げろみや！超逃げろ！！！
「………まぁ、それは…そうかも……」
ーーー逃げ切れなかったーー！！！！！
「いやいや！！！？おかしいでしょ！？？！」
「せやって！！冗談にしたってやりすぎやわ！！」
丸とヨコの反撃！ナイス！！
そんで、次はヤスや！言ったれ！
「………Aちゃんが決めることや」
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月22日 8時
