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「……いや、私な、社長に拾うてもらって、恩返しやないけど、この人の期待に沿うために、アイドルになりたいって、思うたの。
それが、人生初めての夢。
でもその為には、まず男の子にならんとあかんくて、ファンの人らに、認めてもらわんとあかんくて。
一生懸命、頑張ったと思うてる。
それで、2番目に見た夢は今のメンバーの役に立ちたい、仲間に入りたいって夢。
デビュー出来たんは、ほんまに奇跡やと思うてる。
でも、思い返すとなんか、全部他人ありきで、なんか、私の夢あかんなあ…。」
「あかんくは、ないでしょ。」
はるは、真剣な真っ直ぐな眼で、私の心の、隅々まで見透かしたような顔をした。
「本当にそうなりたいって思ったんでしょ。
で、宮野さんは、すごく努力してきたんでしょ。
それで、今認められてるんでしょ。
なにも、あかんくないじゃん。」
なんか救われたわ、思わず私がそう言うと、はるは、出番です、と少し恥ずかしそうに、今まで撮影していたおーくらさんの所へ走っていった。
夢は変わるもの。
その言葉が、ポケットに入れたまま捨てられない小さなボタンみたいに、胸に残った。
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ゆうみ(プロフ) - 消しましたー！ご心配ありがとうございました……！ (2019年3月19日 21時) (
レス) id: 23afaa0b1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月19日 20時
