情報 ページ7
A「すいませーん、生理痛ひどくて、1時間だけ休ませてくださーい」
りん「先生、1時間だけお願い！！」
保険医「んー…1時間だけよー。それでも痛み引かなかったらおとなしく飲み薬飲んで授業に戻りなさいね」
簡易ベッドに移動させてもらい、ノートに筆談しながら相談開始したものの、実際に生理中で鈍い痛みがあったから、個人的には助かる。
ガッツリ声をかけられたけれど、相手は芸能の仕事をしていて、忙しい身だということが、ザッと調べただけでもわかった。
つまり、登校してきた際に遭遇しなければ、陽キャJKの追求の目を免れることが出来そう。
そして、仮に遭遇しても、あの時の周りのように、キャーキャー言ってみるのは効果的なんじゃないか、という結論に達した。
りん「あとはその黄色い声をAが咄嗟に出るかってことよね」
A「確かに…少しはキャーって言えるように、情報収集してみる」
りん「なるほど、ファン的なことをしてみるのね、良いかもね？！」
A「じゃあ、その方向で！！」
＊＊＊
その後特に遭遇することもなく、細々と情報収集している内に、同じ年代なのに、大人と一緒になって仕事をしていて、更に学校に来て勉強して、並大抵の努力じゃ続けられないこと、してる人達なんだな。という、ことは解って、尊敬の気持ちは芽生えていたと思う。
ファンになったのか？と言えばそう呼べるものではない。
でも少なくとも、無駄に美形で、周りにキャーキャー言われて調子にのってる人達、ではないのだ、という気持ちにはなったのだから、ある意味偏見は解消されたのかもしれない。
気がつくと、数ヶ月が経ち、高3となっていた。
少しずつ進路に向けて、なんて会話も増えて、元々そんなに学力に余裕があるわけでもなかったから、芸能科の彼らの人気ぶりも、あの日爆笑されて注目を集めてしまったことも、頭の片隅に追いやられてしまっていた。
そのジャニーズJr.という単語を、学校ではない場所で耳にしても、ピンとこないのだから、やはり私は他人とズレているのだろう。
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りん(プロフ) - しゅわ。さん» 無知な私に教えてくださっていたんですね、失礼しました。改めまして、ご指摘ありがとうございます。 (2022年4月24日 8時) (
レス) id: 28e5d8ff7a (このIDを非表示/違反報告)
しゅわ。(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜。 (2022年2月18日 22時) (レス) id: 17f9b038b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2022年2月18日 0時
