見極め ページ21
田中 『で、返答は??』
A「えっと、どうする…とは??」
田中 『噂話を聞いて、Aちゃんは、どうするのかなぁって思ったから聞いてみた』
A「どうもしませんけど…」
田中 『んはっ、マジで連絡先持ってるとは思えない選択だわ』
A「え、だって、噂話ですよね??」
田中 『そーだね』
A「わかんないから、あくまで自分の考えですけど。私がもし、その、具体的な言葉は浮かばないけど、何か嫌な言葉を投げかけられてキレたとしたらですよ??こんなことがあって〜って話すのは自分の感情を落ち着かせたい時か、落ち着いて話せるようになってからだなって思うんですよね…」
田中 『ウン…なんか、高地の幼馴染ってカンジの回答だわ。なーるほどねぇ、北斗のこの人は良い人そうってセンサーも、強ち間違ってないのかもなぁ』
松村 『人が居ない所で名前出して話すの、止められないの?樹…』
A「ひっ?!?!?」
田中 『あ、やっと来た北斗』
りん「いや、何ホント貴方達、足音立てない訓練でもしてるの??」
田中 『あはっ、そんな訓練受けてないって』
松村 『驚かせてしまってすみません』
A「え、あ、いや、こちらも驚きすぎてすみません…??」
田中 『Aちゃん、謝りながら首傾げるのは、どーなのよ?!あははっやっばオモロイわ〜』
気付いたら、謎に田中くんに笑われながら、松村くんとお互いペコペコしながら、しどろもどろに謝り合う時間となり、ほんの少し、噂話という触れていいのやらちょっと判断が難しい話題が逸れて一安心したのは、私だけだろうか??
見れば見るほど、個性だらけというか、一見して共通点が見出だせない人達が同じグループというのが不思議でならない。
特に、この田中くんと松村くんが、普段の様子というものを知らない私にすら、距離感近いな、と思わせる程気を許してるのが意外過ぎる。
特に、松村さんの空気感が違う。
どこまでの人にそう接しているのかは、比較する判断材料が少なすぎて不明だけれど、とにかく、私とりんに対する接し方と、田中くんへの接し方が全然違うので驚いてしまう。
見えない壁が何重にもあって、言葉自体はすごく丁寧なんだけど、何と言うか温度が感じられないというか、無機質というか、とにかく、ただ言葉を並べられている会話と感じるのに対して、
田中くんへは、何だろう、温かみというか、柔らさというか、言葉尻に、違う空気感がまとっている。不思議な人達。
続く
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りん(プロフ) - しゅわ。さん» 無知な私に教えてくださっていたんですね、失礼しました。改めまして、ご指摘ありがとうございます。 (2022年4月24日 8時) (
レス) id: 28e5d8ff7a (このIDを非表示/違反報告)
しゅわ。(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜。 (2022年2月18日 22時) (レス) id: 17f9b038b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2022年2月18日 0時
