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すごく懐かしい夢を見た。
小さな頃住んでいたアパートは海の近くにあった。
その潮風の匂いまで蘇ってくる、鮮明な思い出。
私、A。どこにでも居る平均的な女子高生。
目覚ましが鳴る前に起きれるなんて、いつぶりのことだろう。
小中学生の頃に、よく見ていた夢を見たせいだな、なんて思いながら、洗面所へ向かう。
鏡に映る自分はいつもと変わらない。
けれど、小さな頃の夢を見ていたせいで、髪の長さに違和感をもつ。
そういえば、子どもの頃は髪が長くて、お母さんにしばってもらっていたっけなぁ。
今じゃ、髪の毛を直す手間と時間を考えて、短くしている。
器用な子なら、ヘアアレンジを試したり、楽しんだり出来るだろうけど、生憎私は不器用で、ゴムで括るのが精一杯。ヘアアイロンなんて使ったら、火傷する姿しか想像できない。
我ながら、情けないと思う反面、出来ないもんは出来ないから、やらない、と早々に諦めて、面倒くさがりが発揮した決断だけど、自分には合ってると思う。
んー、髪型やメイクのことを気にする点で言えば、女子高生の平均以下。レアケースかもしれない。
ざっとブラシで髪をとかす程度、軽く洗顔して化粧水と乳液を塗る程度で終わり。
眉を少し整えてはいるものの、上手に描けないし、眉マスカラが出た時には、ズボラの私にとって、神アイテムが出た！！と飛びつき、以来それだけは、しっかりやるようになった。
何時もよりも時間があるし、と珍しくお弁当なんて作ろうとしてみれば、頼りの冷凍食品が少なく、仕方が無く、昨日の残り物のポテサラと、ミニトマトとブロッコリーを詰めて、定番のウィンナーと卵焼きだけ力を入れて作る。
コレでも超気合い入れてると思うくらい、家庭的とは程遠い人間。
思っていた通り、時間がかかり、無理しなくて良かったとホッと一息着いてから、家を出て高校に向かう。
高校入学前に引っ越すことが決まり、家から通える範囲が決め手で、入学した。
それ以外のことは、あまり下調べもせずにいたから、入ってから驚くことばかり。
男女共学ではあるが、男女比率に差があること。
それは所謂、普通科だけじゃないから。
特進みたいな科の他に別の棟になるけれど、スポーツ科と芸能科があるから。
そう考えると、私みたいなズボラなタイプは特進クラスとかなら居るのかもしれないけれど、通常で考えたらレアケースなのか。
改めて考えながら、待ち合わせ場所に向かう。
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りん(プロフ) - しゅわ。さん» 無知な私に教えてくださっていたんですね、失礼しました。改めまして、ご指摘ありがとうございます。 (2022年4月24日 8時) (
レス) id: 28e5d8ff7a (このIDを非表示/違反報告)
しゅわ。(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜。 (2022年2月18日 22時) (レス) id: 17f9b038b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2022年2月18日 0時
