心配 ページ16
京本先輩から夜に連絡が来る、と判ってから、ソワソワしてしまう。
いつもなら、バイトがなければ、ここぞとばかり、部屋でゴロゴロしてるというのに、電話が来たときに取れないなんてことあったら…と思い、いつも後回しの宿題をしてみたり。
夕飯の後も、いつもより早い時間帯に入浴を済ませたりしたから、母は上機嫌だ。
髪を乾かしている時に、携帯に着信が入り、ろくに確かめずに出たのは、京本先輩のおそろしい圧を感じていたから。
A「もしもしっ?!」
高地 『おぉお?!A出んの早くね?』
A「えっ、チビこーち」
高地 『チビじゃねぇのよ、何回言えば直せそう?』
A「こーち……」
高地 『ふはっ言いにくそう…』
A「なんで携帯…」
高地 『あぁ、ごめん勝手に。母さ…え、あ』
高地母「Aちゃん?まぁ、本当にAちゃんなのね?久しぶり、元気ぃ?」
A「おばさん??わぁ、お久しぶりです!」
高地母「ごめんねぇ、話したつもりでいたから、さぞ驚かせてしまったでしょう」
A「いえいえ、私が聞き逃してただけですから、おばさんも、こーちも元気そうで何よりです」
高地母「何か困ったことあったら、優吾呼び出してね!そのためにも連絡先登録しておいて頂戴!」
A「え?!あ、でもさすがに…」
高地 『おい〜後は俺が話すから、母さん。あぁ、わかったって!!ごめんごめん、まさか母親に携帯奪われるなんて思ってなかったから、ビビったわ』
A「…確かに、さすがおばさんだよね」
高地 『母さんがって言うのも有るんだけどさ、本当、迷惑かけることあるかもだし、何かあったら連絡してきてよ』
A「でも…」
高地 『この年にもなって、母親伝いに連絡取らせるつもり?』
A「あ、それもそっか……わかった」
高地 『予想が当たってれば、誰かしらAに連絡取る流れになっただろうし?』
A「え、スゴい、そうなの」
高地 『やっぱり…まぁ、程々でいいから』
A「う…ん?」
高地 『全部相手に合わせる必要はないってこと。Aのペース、意識しとけよってこと!』
A「そう…だね。うん、わかった」
高地 『じゃあ、そんだけ〜』
A「ありがとこーち!!」
高地 『お、スムーズになってきた!はいよ〜』
こーちに、こーちのお母さんとまで話したから、少し緊張解れて、私としては助かった。
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りん(プロフ) - しゅわ。さん» 無知な私に教えてくださっていたんですね、失礼しました。改めまして、ご指摘ありがとうございます。 (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28e5d8ff7a (このIDを非表示/違反報告)
しゅわ。(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜。 (2022年2月18日 22時) (レス) id: 17f9b038b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2022年2月18日 0時