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翌朝、いつのまにか隣で寝ていたエースを叩き起こして
シャンクスの船に乗った
昨日の約束を果たすためだった
「こいつがミエだ」
「……初めまして、藤崎三重です」
シャンクスが紹介してきた10歳の少女にため息をついた
私と三重は個室にいた
結構広い部屋で白を基調とした家具で揃えられている
カーテンやカーベットは淡い暖色系
飾られている装飾品もそう言ったものが多い
フリルやレースのようなファンシーな物はなく、片付いた高校生の自室という印象を受けた
目の前に俯き加減で座る三重
サイドテールに結わえられた黒髪に気弱そうな黒目
黄色人種特有の少し君が掛かった白い肌
中東系の特徴的な目鼻立ちをしている
伏せられたまつ毛が長く、整った顔立ちといえるだろう
目が悪いのか眼鏡をしていた
黒のベストに白いシャツという海賊よりも若干マフィアのような格好をしていた
10歳には思えない落ち着きが見える
トリップか転生だろう
前者であれば虐待されていた可能性があり、後者であれば実年齢を知りたい
「あの、えっと、その…」
しどろもどろに言葉を探す三重
仕切りに毛先を指でいじっている
多分、嘘ついたりどもったりした時の癖なのだろう
「わ、私藤崎三重って言います…
そのお名前は？」
赤面しながら顔を上げるミエ
いや、さっきも名乗ったじゃん
と呆れつつ、フッと笑った
妹ってこんな感じなんじゃないだろうか
「私は望月A。今年で18
間違っても二つ名で呼ばないでね。厨二病にはなりたくないから」
足を組んでその上に頬杖をついた
落ちてきた髪を耳にかければ、ミエは黙ったままだ
目を上げれば赤い顔をさらに赤くして固まる彼女がいた
私は決してハンコックではないのでそんな反応をされると困るのだが
「んんﾞ
で、お互いの素性は分かったけど貴女出身は？」
姿勢を正して咳払いをした
すると、あっちも我に返ったみたいで慌てて俯いた
…可愛い
「えっと…あの、日本出身です
神奈川の横浜にいました。」
ふぅん、と相槌を打ちながら袖からクッキーを出す
サクサクと食べて、思考を回した
都市が言えるから日本出身という信憑性は高まった
だが、又聞きの可能性もある。それでは困るのだ、深い話ができない。
何より本物だったとしても扉の向こうに数人張り付いている時点で話し合いができない
「なるほどねぇ
ちょっといい？」
「？はい」
私は立ち上がり机を借りて紙に文字を書いた
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ぽむぽむぽあろ(プロフ) - ふへへへ…夢主ばり可愛いんやけどどうしてくれるん？電車で笑っとる不審者になるやん (2019年7月30日 12時) (
レス) id: b97deb3170 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ - か、神様はここに居た………！この小説大好きです！更新頑張って下さい！ (2019年7月29日 12時) (レス) id: a8a8fc489f (このIDを非表示/違反報告)
シャオシィンサイ - やばっ！！ちょっと見なくなったうちにめちゃ更新してるやないかい！！！←褒めてます)^o^( (2019年7月28日 18時) (レス) id: 5fe94f284c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 初めまして！！このシリーズを2日かけて一気読みしました！！とても面白いです！！ツイッターも勝手ながらフォローさせて頂きました！！ (2019年7月27日 7時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - ありがとうございます！！嬉しいです！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるクラ | 作成日時：2019年7月22日 20時
