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「お、マルコ！
実は……A？」
「ん？君か
どうしたの？兄さんに用があった感じ？」
ノックの主はビスタではなくエースだった
エースも予想外だったのか目を丸くしている
「んな、なんでマルコの部屋に？
ま、まさか！恋人なのか！？」
「いや、なんでやねん」
叫ぶように言うエースに、つい関西弁が出てしまった
と、エースが顔をそらせながら歯切れ悪く言う
「いや、だって男の部屋に女がいるっつうことは
そういうことだろ？」
エースに言われて少しずつ顔が熱くなる
まあこう言う系の主人公とかは
はて、そう言うことは？
とかなるんだろうけどね？私は健全で不健全な女子高生ですから
意味がわかってしまうのですよ
「はあ？！そんなわけないでしょ！？」
言いながら武装色を纏わせた足で、エースの脛を蹴る
「いだ！？」
見事に私の右足がエースの右脛を強く蹴った
エースは悲鳴を上げて座り込む
「なんっで蹴るんだよ！？」
「うるっさいわね！ノリよ！」
「ノリかよ！」
「おや、どうしたんだ？
マルコの部屋の前で」
低めのよく通る声が入り込んできた
見ればビスタが書類を持ってエースの後ろに立っていた
今着いたばかりのようだ
「別になんでもないよ
あ、それより書類でしょ？マルコに預かるよう言われてた」
「ああ、すまないな
まだあの件で罰則を受けていたのか？」
「そうなんだよ
命令違反は戦場じゃ命取りだからね」
「その通りだぞ
あまり心配をかけないでくれ」
苦笑しながら言うビスタに肩を竦める
すると、ビスタはまた苦笑を濃くして私の頭を撫でた
「命は一つしかない
手遅れになってから気づくのでは遅いぞ」
「…気をつけるよ」
「ああ、ではな」
ビスタが廊下の方へ消えた頃
途中から借りてきた猫みたいに大人しくなったエースに目を向ける
彼は眉をひそめてなにかを考えているような表情をしていた
キャラ的にはありえないような気もするが…
「っはぁ、マルコの部屋だけど入る？」
「え、あ、おう？」
「なんで疑問形なのよ」
居心地が少し微妙になってきたのでため息を吐きながら言えば
ハッとしたエースがほぼ反射で返事をした
それにクスリと笑いながら部屋に招き入れた
荒らさなければ大丈夫だろう
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ぽむぽむぽあろ(プロフ) - ふへへへ…夢主ばり可愛いんやけどどうしてくれるん？電車で笑っとる不審者になるやん (2019年7月30日 12時) (
レス) id: b97deb3170 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ - か、神様はここに居た………！この小説大好きです！更新頑張って下さい！ (2019年7月29日 12時) (レス) id: a8a8fc489f (このIDを非表示/違反報告)
シャオシィンサイ - やばっ！！ちょっと見なくなったうちにめちゃ更新してるやないかい！！！←褒めてます)^o^( (2019年7月28日 18時) (レス) id: 5fe94f284c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 初めまして！！このシリーズを2日かけて一気読みしました！！とても面白いです！！ツイッターも勝手ながらフォローさせて頂きました！！ (2019年7月27日 7時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - ありがとうございます！！嬉しいです！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるクラ | 作成日時：2019年7月22日 20時
