【ワンピース】親父ぃ！空から女の子が！！ 2

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「海軍だぁあああ！」

甲板でお昼寝中にその怒鳴り声で目が覚めた
すぐに、猫化して翼を2枚出す
キーランが戰斧を口に加えて持って来てくれた

視力を強化して見れば軍艦が5隻
砲弾を打ってきたところだった

すぐにビスタやハルタが砲弾を切る
それを見て空中に飛び軍艦に突っ込んだ

「ちょ！A！？」
「大丈夫！ちょっと錯乱させるだけだから！」

止めるように声を発したハルタに返事をして
一隻の船にほぼ垂直に降り立った

すごいスピードで落ちてきた私にゴクリと誰かの喉がなる
一瞬だけ時間が止まったように沈黙が流れ
海兵の誰かが叫ぶように名前を呼んだ

「…！双翼の戦姫！？」
「うん、ご名答
警告は必要かな？海軍さん」
「っ撃てぇ！！」

いつも通りの流れにため息をつきつつ
戰斧で銃弾を全て弾き、撃っている海兵の腕や足を切って戦闘不能にする

海兵たちの間を縫うようにしながら斬っていく
と、誰かに攻撃を受け止められた
その姿を見て冷や汗が伝った

武器を弾き少し後退する
ストライプのスーツに結い髪
モモンガである

「中将クラスがくるとは思わなかったよ」
「ほう？戦姫が俺を知っているか
光栄だな」

一瞬で目の前に来たモモンガは急所である首を狙った
それを戰斧の柄の部分で弾き、その流れで横に刃を滑らせた
モモンガは地面を強く蹴り、後方へと下がる
私は武器を構えなおし翼を仕舞った。
瞬間、後ろから足を狙った銃弾が撃たれ慌てて猫化し被弾を防ぐ
お返しとばかりに尻尾に武装色を施して、見聞色を頼りに銃を持っている海兵殴っていく
目はモモンガを捉えたままだ。きっと海兵たちには尻尾が別の生き物に見えているだろう

「…なかなかやるではないか」

速い突きを繰り出しながらニヤリと笑うモモンガにゾッとする
海軍でさえも戦闘狂なのか…！？


「だが、甘い！」

剃で死角に回り込まれ足が一瞬もつれてしまった。剣がすぐそこだ
咄嗟に両腕を猫化して急所を守るように交差させる

ガギィン、とへんな音がした

ビリビリと腕が痺れていく
尻尾でモモンガの脇腹を殴る
流石に予想外だったのか、モモンガの脇腹にクリーンヒットして横に弾け飛んだ

軽くなった両腕をプラプラと下げて筋肉を緩める
足で戰斧を拾い、片手で持ち直した
これは撤退したほうがよさそうだ

バサリ、と8枚の翼を出す

勢いよく羽ばたかせると私を中心に竜巻が出来たような惨状になる
風圧である者は飛ばされて、ある者は甲板に叩きつけられた

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