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「だが、今回は4人いる
1人はマルコ。こいつは能力者だから除外するぞ
他はA、イゾウ、ハルタだ」
ここで白ひげが言葉を区切った
ゴクリと誰かが喉を鳴らす
「イゾウ、ハルタはどうしてぇんだ？」
あくまで公平で平静な白ひげの声に心臓がドクリとなった
「…僕は要らないよ
自分もカナヅチになる気はないしね」
ハルタが頬杖をつきながら言った
「そうだな。
俺もいらねぇ、引き上げる奴が減るのはごめんだ
それにハルタと違って俺は近接じゃねぇ」
ハルタに続くようにイゾウも声を挙げた
「…決まりだな
なら、この実はAのものとする！
意義あるやつはこの場で言え！」
白ひげの声にまた周りがざわつく
しかし、隊長格の人は静かに事を見ていた
流石に貫禄である
「俺は認めねぇ！」
1人の男が声を上げる
確かいつも戦場で見かける人だ。ジョアンといったか
「まだぽっと出の新人に悪魔の実を喰わせてたまるかってんだ
それに、隊長を差し置いて女が食うなんてありえねぇ！」
憤ったジョアンを見つめる
相当トサカに来ているらしくてがブルブルと震えている
「おい！ジョアン！」
「いいよ」
周りの男が咎めるように肩を掴んだが、それを私は止めた
「たしかに、ジョアンの言う通りだ
私は戦力にさしてならないことぐらい自覚してるよ
出来るとすれば遠距離支援だけど、あの程度世界にゴロゴロ居るだろうね」
ニンマリと笑ってやると、ジョアンは眉間を険しくした
何が言いたいのか分からないのだろう
「でもね、私もこの程度の力で満足するほど利口じゃない
むしろ貪欲な方だ。先の的を当てればいもっともっと先の的が欲しい。
って事で悪魔の実は欲しいんだ。これで納得して欲しいんだけどダメかな？」
スッと目を細めてちょこっと威圧する
覇王色なんてないからただの威圧である
「…断る
俺は認めた奴が強くなればいいと思っているからな」
交渉決裂
スッと落胆とともに呆れにも似た感情が湧いた
しょうがない
「じゃ、決闘しようか
ルールは簡単！どっちかが降参するか、動けなくなるまで傷を負わせるかね」
「な！A、やりすぎだろ！？」
パッと立って中央に向かう私にサッチが慌てたように声をかける
周囲はまたざわつき始めた
「ん？どうして？」
「どうしてって…お前は女なんだぞ？」
「そうだねぇ、でも決闘に性別を持ち出すのはタブーだよ
それにちょっと本気を出そうと思って」
クスリと笑えば、波が引いたように静かになる
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アイリス(プロフ) - コリーさん» こんにちは！そうでしたね！ご指摘ありがとうございます！ (2019年9月23日 21時) (
レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
コリー - くるクラさん» 初めまして！！コリーです！！ちなみにモモンガの一人称は私です！１ (2019年8月17日 19時) (レス) id: 3f85b3967d (このIDを非表示/違反報告)
くるクラ(プロフ) - 幸別愛友さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！頑張ります (2019年7月18日 22時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 最っ高ー！もう最高としか言いようがない！面白い！続きすごく楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2019年7月18日 21時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
くるクラ(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます。そう言っていただいてもう歓喜です！！小躍りしそうなくらいには嬉しいです！今後もどうかご贔屓に！ (2019年7月16日 21時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるクラ | 作成日時：2019年7月16日 7時
