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「ただいまぁ」
「お帰り、いいのあったか?」
「うん、なかなかいいのがあった
ってぇ!ティーチ、それ私の!?」
「ゼハハハ!ウメェなこれ
早いもん勝ちだ!」

自室によってから暖炉のある談話室に向かうと、サッチやビスタ、ティーチが迎えてくれた
ハルタは散歩。イゾウはマルコの荷物持ちらしい
他の面々も今は船から出ていた

そんな中で、私は談話室に隠しておいた蜂蜜クッキーを食べようと思ったのだが
ティーチが目ざとく見つけ半分くらいまで食べてしまっていた

「もう!これあと1缶しかないんだよ!?」
「1缶はあるのか」

怒りながら棚の中からクッキーを取り出す
ビスタに紅茶を分けてもらいながらクッキーを食べる
結構前に春島で買ったけど美味しいなぁ

「フゥン、結構うまいな」

もぐもぐと食べるサッチにドヤ顔した

「でしょ?路地裏の紅茶ショップでみつけた
ほら、ビスタといった場所」
「あぁ、あの店か
確か珍しいお茶があると言って連れて行ってくれたところだったな」
「そうそう、そこ」

ビスタが淹れてくれた紅茶を啜りながら前の島の話をした

「ん?A、おめぇ獲物はどうした?」

ティーチがいつのまにか持ってきたチェリーパイを頬張りながら聞いてきた
それに最後の蜂蜜クッキーを食べながら答える

「んー?オーダーメイドでホルダー作ってもらってるからそこに預けてる。
いい店主さんでさぁ、この島の近辺に来たら行くくらいは質がいい」
「へぇ、Aが言うなら相当いい店なんだなぁ!」
「うん。なんなら明日行くから一緒行く?
朝早いけど」
「ゼハハハ!気が向いたらな」

豪快に笑うティーチにフッと頰を緩める
…それでも、まだティーチのことを信用できない自分に腹が立った
未来なんて知らなきゃよかったのに…。









次の日
ティーチと一緒に件の店に行った
素晴らしい出来の黒のホルダーに収まる銀の戰斧はとても美しかった
ティーチも気に入ったらしくナイフホルダーを買っていた

いい品に出会ってもらえて何よりである

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アイリス(プロフ) - コリーさん» こんにちは!そうでしたね!ご指摘ありがとうございます! (2019年9月23日 21時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
コリー - くるクラさん» 初めまして!!コリーです!!ちなみにモモンガの一人称は私です!1 (2019年8月17日 19時) (レス) id: 3f85b3967d (このIDを非表示/違反報告)
くるクラ(プロフ) - 幸別愛友さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!頑張ります (2019年7月18日 22時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 最っ高ー!もう最高としか言いようがない!面白い!続きすごく楽しみです!更新頑張って下さい!! (2019年7月18日 21時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
くるクラ(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます。そう言っていただいてもう歓喜です!!小躍りしそうなくらいには嬉しいです!今後もどうかご贔屓に! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるクラ | 作成日時:2019年7月16日 7時

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