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バーボン said
強制的に返されたあの日
久しぶりに言われた通りに旧友と飲んだ
萩原、松田、伊達である
それなりに気を使わせてしまったらしく仕事の事は一切持ち込まれなかった
顔色がすこぶる悪かったからだろう
その日の夜は久しぶりにゆっくりと眠れた気がする
閑話休題
次の日から明烏は俺に体調面では何も言わなくなった
している事が犯罪でなければいい上司である
とてつもなく恐ろしいが
そんなことを考えながらも数週間が過ぎた
もう冬がやってきて雪がちらつき始めた日
俺とスコッチは暗殺任務に行っていた
その時、ライも一緒だった
「…カラスは行かないのですか？」
明烏の執務室でポツリと聴くと
彼女は可笑しそうに笑った
「なんだ、寂しくでもなったのかい？」
「違いますよ。貴方と僕が離されるのは珍しいと思っただけです」
「ふふ、そう。私は行かないよ
あの低脳な牧羊犬と任務だ。今日という日は厄日だね。滅べばいいのに」
にっこりと笑ったまま毒を吐く彼女に苦笑いを貼り付けた
ジンと任務という事はノックが見つかったらしい
公安でなければいいのだが…
「バーボン、そっちは藍傘コンポレートの任務だろう？
秘書は生け捕りにしてくれ。情報を取る」
そんな考えをよそに彼女は僕に難題を課した
暗殺任務の第2ターゲットを殺さないとはどういう事だろう？
「よろしいのですか？彼はターゲットですよ」
「…君は本当に書類に目を通したのか？」
呆れたような目でカラスは振り返る
そこで記憶を総ざらいすると確かにターゲットである秘書とは別に同じ地位の秘書が1人いた
「あぁ、森久保の方ですか」
「そう、捕まえたら連絡してくれ」
「分かりました
お気をつけて」
「君もね」
ガチャリ、と扉が閉まった
俺…いや、僕もそろそろ行かなければならない
「で、どうしてこうなるんです？」
秘書室に転がる2つの死体に怒りを込めて撃った本人を見た
「ほー？君が攻撃されるのを防いでやっただけだが？」
「僕はなんで殺したのか、と聞いているんです」
「ま、まあまあ。バーボンも助かったわけだしさ
いいじゃないか。ライも易々と殺すのは良くないぞ？」
途轍もなくは何つく態度で接してくるライ
ライと俺を宥めるスコッチ
俺は思いっきり舌打ちをして無線を入れる
「僕です」
『は？…ああ、お嬢の』
「……誰です？」
これが、彼奴アベルとの初の会話である
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あかね(プロフ) - 更新待ってます！ (2021年9月4日 12時) (
レス) id: 0c2de8423c (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - キカさん» ありがとうございます！頑張りますね (2019年9月27日 19時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
キカ - すごい面白かったです！これからどうなるのか楽しみすぎてやばいです！更新頑張ってください！応援しています。 (2019年9月27日 16時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 栞さん» コメントありがとうございます！せっつかれないように頑張りますねw (2019年9月11日 10時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
栞 - 面白かったです。更新頑張ってください！！ (2019年9月11日 9時) (レス) id: c401117eec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるクラ | 作成日時：2019年7月11日 12時
