Halloween Night 【浦.島.坂田.船】 (ページ2)

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Ⅱ ページ2

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駅前のハロウィンパーティに来ると、仮装した人でごった返していた。

人混みが嫌いな引きこもりの私からしたら、今すぐに帰りたい。

『花奈、今すぐ帰っていい？』

花奈「ダメ！あんた、こういう時にしか、そとにでないんだから！」

いいじゃん、引きこもってたら、他人と干渉せずに住むんだから。

花奈「それだから、あんたは引きこもりでコミ障になるんだよ。」

『え、なんで思ってることわかったの？』

花奈「声に出てた。」

『まじか。』

花奈「まぁ、今日は一緒に回ってもらうからね。」

『はい。』

人混みの中を花奈と一緒に歩いていると、チラシを背負ったたぬきが歩いていた。

可愛ええと思っていると、たぬきがこっちに歩いてきた。

「キユゥ！」

『え、チラシを受け取れって？』

「キュゥ！」

しゃがんで、たぬきの背中からチラシを取る。

「キュゥ！」

たぬきはどこかに走っていってしまったが…何だこのチラシ。

中を見てみると、ハロウィンパーティについて…この近くでやるみたいな内容。

花奈「A？どうしたの？」

どっかに行ってた花奈が戻ってきた。

『んっと、なんかチラシ貰った。』

花奈「見せてー」

『ん。』

花奈にさっきたぬきから貰った？チラシを渡す。

花奈「なになにー。ハロウィンパーティ…このチラシ持参の人のみ招待します。だって！A！行こ！」

『いや待って、チラシ持参の人のみなら片方行けないでしょ。』

花奈「同伴者1名まで可能って書いてあるから行ける！早く行くぞ！」

『は？ちょっ待っ』

花奈に思いっきり腕を引っ張られて、強制的に走らされる。

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