Four Blood ページ5
館のドアを見ると、私の身長の倍ぐらいありそうな扉が2つ。
両開き扉みたいだ。
インターフォンはなく、その代わりドアにリングのようなものが、1つずつ付いている。
『これを使うのか？』
正直、リングのやつは初めて見る。
ガンガン
ドアのリングを叩いて見る。
『どなたがいませんか？』
中からの応答はない。
家の中に勝手に入って、不法侵入で捕まりたくないから、たとえ人が居なくても入りたくはない。
キィ
踵を返そうと、後ろを振り返ったら、ドアの開く音がした。
ドアを見ると、少しだけ開いていたが、人の気配がない。
『は？』
どうやって開いたんだ。
これは入れ。
という意味か？
私は少し開いたドアを押して、館の中に入った。
館の中はシャンデリアなどで装飾されていて、いかにも西洋風の館といえる。
人の気配はないはずなのに、照明が付いている。
なら、人はいるのか。
なら、今日1日泊まらせてもらえるか。聞かないと。
中央にある階段の脇にあるソファーに寝ている人影を見つけた。
起こすのは少し申し訳ないが、泊まらせてもらえるか聞こ。
私はその人影に近づいた。
その人影の正体は紅白頭の男性だった。
『すみません。起きてもらってもいいですか？』
声をかけても、起きない。
揺すり起こすしかないか。
『冷た！』
その男性に触れると、死体のように冷たかった。
その冷たさで6歳の時に亡くなったお母さんが頭の中によぎった。
死んでしまっているかもしれない。
けど、もしかしたらいきているかもしれないので、男性の心臓が動いているか確かめるために男性の胸に耳を置く。
ドクンドクン
心臓の音がして、ホッとした。
『良かった。』
「何が良かったんだ？」
ホッとしていると、紅白頭の男性が目を覚ました。
「お前誰だ。」
まぁ、知らん人がいたらそういう反応になるか。
『朧月Aです。』
「轟焦凍だ。」
『昨日いつの間にか、この近くの森で寝ていたのですが、今晩泊めてもらうことは出来ますか？』
轟「そうか。俺だけが判断する訳には行かねぇから、他の奴らを呼んでくるから、この奥の部屋で待っていてくれ。」
『わ、分かりました。』
私は轟さんに言われた部屋に入り、ソファーに座った。
五分ぐらい経つと、轟さんは金髪の男性、赤髪の男性、緑髪の男性、クリーム色の髪の男性を連れて来た。
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Y - 続きが．．．ほしいいいいいい！下さい！！お願いします！ (2022年7月29日 9時) (
レス) @page29 id: 25717a6dd7 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - とても面白いです。早く続きをみたいです。頑張って下さい。 (2021年6月26日 16時) (レス) id: 9c10c18c2c (このIDを非表示/違反報告)
勝天Runa - とても面白いです！更新頑張ってくださいね！！応援してます！！勝己サイコーー！！ (2021年4月13日 13時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2019年11月17日 1時
