episode．4 ページ5
雄英高校入学式。
『行ってきます。』
誰もいない家からは何も返答はない。
虚しいとかそういうのは思わない。
私はカバンを持って、家を出て、いつも付けている白いヘッドフォンを付けて暗い曲を聴きながら、雄英高校に来た。
私の所属するクラスは1年A組。
そのクラスのドアの前にいる。
『ドア、でかい。』
ガラガラ
そんなことを思いながら、ドアを開けた。
早く来すぎたこともあって、教室には誰もいない。
私は黒板に貼られている座席表を見た。
私の席の前は峰田
後ろは八百万
隣は轟。
私は自分の席に座って、ヘッドフォンで音楽を聞きながら机に顔をふせた。
・
・
焦凍「......ろ。....きろ。起きろ。」
誰かに肩を揺すられて、起きた。
いつの間にか寝ていたらしい。
顔を上げて、声のするほうを見ると、紅白頭の男の子がこっちを見ていた。
焦凍【「やっと起きた。他の奴らはもう着替えに行ったし、俺も早く着替えに行きてぇ。」】
私は無意識にココロノコエを発動させてしまったので、紅白頭の考えを読み取ってしまった。
(『またやった。こんな個性いらないのに。』)
『....私に何か用ですか？』
焦凍「さっき担任の相澤先生が来て、体操着を着て、グラウンドに来いだってよ。他の奴らはもう更衣室に行った。」
『そうですか。私なんかのために待ってくれてありがとうございます。』
焦凍「別にいい。早く行くぞ。」
『はい。自己紹介、してなかった。私は八百万A。』
焦凍【「八百万？確かこいつの後ろの席のやつの苗字も八百万だった。双子か？」】
やっぱりそう思うか、だよな。
まだ佐藤とかだったら、他人だ思うんだろうけど、八百万なんて苗字珍しいもんな。
他人扱いされないか。
焦凍「俺は轟焦凍だ。」
『よろしく。轟』
焦凍「ああ。」
私は更衣室で体操着に着替えて、グラウンドに向かった。
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猫築かなめ - 好きです！面白いですね、更新頑張ってください (2020年8月21日 23時) (
レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
麻里 - お疲れ様です。続き、たのしみです。更新、頑張って下さい (2019年9月20日 21時) (レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美貴(プロフ) - 早く続きが読みたくなりました。応援してます。頑張って下さい。 (2019年9月16日 20時) (レス) id: 2e01491128 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2019年9月16日 17時
