【ヒロアカ×刀剣乱舞】轟家の失敗作少女の個性は"刀剣乱舞" (ページ43)

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第40話ページ43

Aside
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鏡澪奈いや、ティアマトを倒した後、雄英生を連れて、自分の本丸に戻ってきた。

さっさと雄英生から離れたかったから、わざと素っ気ないフリをした。

そのまま自分の部屋に行き、個性で暖まった体を冷やすために部屋の前の縁側に寝っ転がった。

『少し寝よ。』

そのまま私は意識を手放した。

目を開けると、日本家屋が見えた。

『ここは、夢の中か？』

どこか分からないため、この家の表札を見ることにした。

『ここどこだよ。』

この家の表札には“轟”と、書かれていた。

…また、この夢か。

家族を守れなかった私への罪か。

「A！早く！！」

「待ってよ！焦にぃ！！」

声のするほうを見ると、幼い私と焦にぃが走って、家の中に入っていった。

『…まだあの時は無邪気に笑っていたな。』

家から離れようとするが、なにか透明な壁に阻まれる。

透明な壁に触れた時に気がついたが、自分の体は霊体化しているみたいだ。

だから、2人は私に気が付かなかったのか…

『透明な壁がここを出ることを阻むってことは、この家に入れってことか。』

私は嫌々ながらも家の中に入った。

『焦にぃが外で遊んでいるってことは、個性が発現する前か…』

「「うわぁぁぁ！！」」

どこからか、叫び声が聞こえた。

『この声、焦にぃと私の。』

私は声のするほうへ向かうと、焦にぃは炎と氷を出しながら、叫び声を上げ、私は氷を出していた。

『個性の…発現。』

周りで冬美姉さんやお母さんが私たちの個性を何とか抑えさせようとしていた。

私たちの個性が収まったぐらいにクソ親父が居間に入ってきた。

「焦凍！お前は最高傑作だ！！

訓練してやる！来い！」

「待ってください！焦凍は個性が発現したばかりです！」

「なら、明日から訓練してやる。」

クソ親父は居間から出ていった。

その瞬間、空間が歪んだ。

『ちっ。』

咄嗟に目をつぶって、また目を開けると鍛錬室の前にいた。

「グッ、ゲホゴホ。」

「立て、こんなもので倒れていてはオールマイトはおろか雑魚敵(ヴィラン)にすら.......」

「やめて下さい！まだ五つですよ...」

「焦凍だって、痛がってる。」

「もう五つだ！邪魔をするな！！」

焦にぃがクソ親父に訓練を受けているんだ。

お母さんと自分でよく庇ったな。

そう言えば、いつから焦にぃから焦凍に呼び方変わったんだろう。

この時からだ。自分の感情が分からなくなったのは…

また、空間が歪む。

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