【ヒロアカ】最凶個性“無限“少女［轟焦凍］ (ページ32)

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episode．31 ページ32

放課後。

帰ろうと思ったら、廊下が騒がしい。

『煩い。』

麗日「うおおお.....何事だ！！！？」

他の人も帰ろうとしていたのか、扉を開けるとほかのクラスの人がいた。

峰田「出れねーじゃん！何しに来たんだよ。」

爆豪「敵情視察だろ。ザコ」

爆豪がズカズカと教室から出ようとしていた。

爆豪「敵(ヴィラン)の襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭(たたかい)の前に見ときてえんだろ。
興味ねぇから、どけ。モブ共。」

『爆豪、その言い方はやめろ。』

爆豪「んだ、ワープ女。」

『いい加減名前覚えろ。モブって言い方やめな。』

飯田「爆豪くん！無窮くんの言う通りだぞ。知らない人の事、とりあえずモブって言うのやめなよ！！」

「どんなもんかと、見に来たがずいぶん偉そうだなぁ。ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい？」

爆豪「ああ！？」

紫髪の男の子が人ごみを掻き分けてきた。

「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ。普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴。結構いるんだ。知ってた？体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって、その逆もまた然りらしいよ。敵情偵察？少なくとも普通科(おれ)は調子のってっと足元ゴッツリ掬っちゃうぞっつーー。宣戦布告しに来たつもり。」

「隣のB組のモンだけどよぅ！！敵(ヴィラン)と戦ったっつうから話聞こうと、思ってたんだがよぅ！！エラく調子づいちゃってんなオイ！！本番で恥ずかしい事んなっぞ！！」

爆豪は人混みを掻き分けようとしている。

切島「待てコラ、どうしてくれんだ。おめぇのせいでヘイト集まりまくってんじゃねぇか！！」

爆豪「関係ねぇ。」

切島「はあーー！？」

爆豪「上に上がりゃ。関係ねぇ。」

切島「く....！！シンプルで、男らしいじゃねぇか。」

常闇「上か....一理ある。」

上鳴「騙されんな！無駄に敵増やしただけだそ！」

『言ってることは正しいな。』

普通科や他の科の人は去っていき、私は家に帰った。

体育祭が始まるまでの2週間、私は家で多くの技を考えて、轟の家の中庭を借りて実践したりした。