【ヒロアカ】最凶個性“無限“少女［轟焦凍］ (ページ4)

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episode．3 ページ4

居間に行くと、轟は本を読んでいた。

冬美「焦凍、みて！」

焦凍「なんだよ、冬美ね...えさん。」

轟は私のことをみて、本を閉じて、こっちを見たまま動きをとめた。

『轟、大丈夫か？』

近くに行って、声をかけても、応答がない。

『轟？』

焦凍「...い。..わ....い。」

『轟？ほんとに大丈夫か？』

焦凍「可愛すぎる。」

轟の顔は真っ赤になっていた。

『轟。顔、真っ赤だが、大丈夫か？』

焦凍「あ、あぁ。」

冬美「じゃあ、私は自分の部屋に行くからあとはおふたりでご自由に。」

冬美さんは居間を出ていった。

私は轟の隣に座った。

『..轟。やっぱり似合わないよな。ほどく。』

パシッ

ほどこうと、髪の毛が結ばれていた所に手をかけようとしたら、轟に手を掴まれた。

焦凍「ほどくな。似合ってる。とてつもなく似合ってる。」

前の中学校ではこの目で気味悪がられたのに、轟は可愛いと言った。

『...轟は...轟は私の目を見て化け物だと思わないのか？』

私は少し聞くのが怖かったが、轟に思い切って聞いてみた。

焦凍「いや。とても綺麗だと思う。」

『私はこの虹色の目で前の学校でいじめを受けた。』

焦凍「そうか。」

『なぜだろ。轟は一緒にいてとても安心する。

前の学校みたいに作り物の友達じゃなくて、普通の友達になれる気がする。』

焦凍「そうか。

何かあれば俺を頼れ。

手伝う。」

『ありがとう。轟。』

私は今日初めて、心から友達。と言える存在ができた。