4.夕飯 ページ4
夕食がお預けになってからのAは膨大なやる気を見せ、ローを驚かせた。
と、言ってもやっと初級問題集が終わったくらいなのだが。
やはり食欲に勝るものはないらしい。
「ごっはん♪ごっはん♪」
スキップしながら長い廊下を行くAの隣をローが長い足で歩く。
食堂の扉を開けると、ほとんどのクルー達がまだ食事をしていた。
ベポ「あ、キャンプテン、A！」
「よかった、間に合って」
席に座って食事を待つ。
ベポ「シケンの勉強、終わった？」
「1冊終わったの♪」
ロー「初心者の初心者のやつだろうが」
コック「頑張ってるな。特別に受験応援メニュー作ったぞ」
「やった、、、、って何ですか？コレ」
たくさんのお皿に歓声を上げるも、乗っているのはギロリと光る丸いもの。
コック「魚の目玉だ、俺の故郷じゃこれ食べると頭が良くなると言われててな。コレが目玉の煮付け、こっちは目玉蒸し、こっちは蒲焼だ」
「、、、目玉のフルコース」
ベポ「わぁ美味しそう、いいなぁA」
大きなお肉と蜂蜜ケーキを頬張りながらも、目玉フルコースに目を輝かせるベポ。
「食べてみる？」
コック「ダメだ！目玉の数は歳の数だけ食べろと言われてるから、ちょうど20個ある、あげちゃいけねぇ」
「そうなんですか、歳の数も。じゃぁ全部頂きます。ベポ、ごめんね？」
コック「ベポには明日作ってやっから」
ベポ「ならいーよ」
納得したベポは持っていた大きなお肉にかぶりつき、反対側ではローがおにぎり片手にペンギンと何やら話をしている。
「じゃぁ、いただきます♪」
手を合わせてぺこりとした後、“ワニの国”で買ったお箸を手に取る。
ほっこりした料理の時にはお箸が出され、クルー全員苦戦しながら使っていた。
ベポ、ロー、ペンギン以外のクルー達の視線が集まる中、ツルツル滑る目玉と格闘するA。
「もぅ、刺しちゃえ」グサッ
パクリ もぐもぐ
ゆっくりと口を動かす。
もぐもぐ もぐもぐ
クルー「ど、どうだ？」
クルー「美味いのか、それ」
ゴックン
「美味し〜〜〜！！！」
顔をほころばせ、落ちそうになるほっぺを支える。
「何これ♪プルプルしてて、味が染みてて、柔らかくて、美味しすぎます！！これなら幾つでもいけちゃう」
クルー「Aのやつ食ったぞ」
クルー「あいつ、美味そうに食うなぁ。ほら、お前も早く食えよ」
シャチ「、、、ダメだぁ！目を逸らしていても、こいつらの視線を感じる」
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ロー様大好き - ロォ〜様に起こされた〜い！！ (2017年3月11日 9時) (
レス) id: 2288a0f58b (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - こっちも面白かった！！！ (2015年11月16日 12時) (レス) id: b4b4568259 (このIDを非表示/違反報告)
椿ノ雨 - 特別編最高でした！ (2015年8月25日 2時) (レス) id: f7fa7407a2 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チカさん» ありがとうございます（≧∇≦）嬉しい〜♪そんなチカさん最高です！！今後もロー様のクールキャラを破壊しないよう、更新頑張ります！！ (2015年6月27日 20時) (レス) id: 37e13b2170 (このIDを非表示/違反報告)
チカ(プロフ) - りんさん最高です！ローと主人公の会話面白い！こらからも頑張ってください！！（≧∇≦） (2015年6月27日 17時) (レス) id: 0fb3f303db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2015年1月24日 18時
