【SEVENTEEN】女の子の日【短編集】 (ページ9)

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ミンギュページ9

今日はミンギュとお家デート
デートプランはいつもミンギュが考えてくれて、私は行きたい場所だけいうって感じ
なんで今日はお家デートなのかっていうと

｢ふー……｣

女の子の日でお腹が痛いから
映画鑑賞会しよって、言ったんだよね

リビングのテーブルをどけで、寝っ転がりながら映画を見ていたけどミンギュは興味なくなったみたいでさっきから私の隣でスースーと寝息を立てている

｢……ふふ｣
かわいい寝顔を見ているとこっちまで癒されてくる。
ミンギュのふわふわの髪の毛をさわさわと撫でながら

｢……お腹痛いなー…｣
Mg｢やっぱり。｣

え、

｢……ん？｣
Mg｢はぁ。ヌナはそういうこと言ってくれないんだから｣
｢……え？｣

そういいながらもさっき寝てたはずのミンギュに抱きかかえられベッドまで連行される

｢ミンギュ……？寝てたんじゃ？｣
Mg｢寝てたけど、…ため息つきすぎお腹冷たすぎ。……てかまずAが映画鑑賞会とかいう時点で何かあるに決まってる｣

……この完璧男

優しくAのことをベッドに下ろし布団をかける。
ミンギュはというとその隣に腰をかけ、私のことを見つめている
その目にいつも見透かされているような気がして、いつも我慢してきた感情が漏れる

｢ミンギュって何でもできるしなんでもわかっちゃう、…ずるい｣

私の方が年上のはずなのに余裕が無いのはいっつも私。
そんなのミンギュに幻滅されそうで必死に年上ぶってきたけど、もう限界

Mg｢……はぁ！？｣

ミンギュは少しの間キョトンとした顔をし、今度は垢抜けた声を出した

Mg｢ヌナ……余裕が無いのは俺。今だってそんな顔してるA見てドキドキしてるし抑えなきゃって必死なの。分かってるんじゃないわかろうと必死なの。わかりたいじゃん大切なAのこと。……俺はヌナに置いてかれたくないから、振り向かせようと必死で……｣

何言ってるんだろ俺
そう小さい声でいい、自分の髪を照れ隠しかわしゃわしゃと無造作にかく

そんなこと……言われたことない

｢ミンギュ…｣

そう名前を呼ぶとミンギュの大きいからだが私の上に覆いかぶさる

Mg｢ヌナ……好き。大好きだからね。｣

｢うん……｣

最初はやさしいキスを落とすミンギュ
だんだんと深くなっていくそのものに少し息苦しさを感じながらも幸せを噛み締める

Mg｢……やっぱり、しちゃ…ダメ？｣
｢ダメバカミンギュ｣

微笑みながらミンギュをぎゅっと抱きしめた